マネー&ライフ

起業の成功率ってどれくらいなのか?

雇われずにお金を稼ぐ方法としては主に、一つは「起業してビジネスを始める」ともう一つ「投資をして、あらかじめ決められた額/料率の上がりを得る」と大きく二種類の方法があります。

どちらを選ぶかは好みというか志向次第ですが、よく「安定的である」とか勘違いされている労働にしたって実は「失敗リスク」がちゃんとあるわけですから、もしかしたらどちらを選ぶにしても、労働一本で生きようとするよりは将来性や可能性があるかもしれませんね。やる気があるなら起業か投資かのどちらか一本に絞る必要もないですし。

雇われて勤める以外の方法でかせぐ

ここではいつも、大きくは儲けられないけれど(値動きで大きく儲けようとする投機とはちがって、あらかじめ決められた額/料率しか稼げない)なるべく負担を小さくしつつ安定的に長く稼いでいこうということで、よく「起業は有望ではないと見ているのですか?」と問われることがありますが、そんなことはありません。

いわゆる人を雇う形での本格的なビジネスをしたことがないので、やったことがないものを悪く言うわけにも強く勧めるわけにもいかなかっただけです。

起業そのものは、投資よりも大きく稼げる可能性を秘めていると見ています。

人を雇うと雇った人の人生にもある程度責任を持ってあげなければなりません。でも今はその責任を背負える状況にはないので、選ぶ・お願いする・お金を入れるという基本的に投資の範囲内に済ませて、業務委託で必要な部分だけ仕事を発注するスタイルを取っています。

人を雇えば当然そのぶん扱える範囲が広くなり、儲けられるチャンスも広がります。投資の場合は、繰り返しになりますが、安定的に稼ぐことは出来ますが、その代わり基本的にはあらかじめ決められた額/料率しか入ってきません。

この投資よりももっと稼げる可能性があるという部分に掛けてみようという人も多くなってきたのか、テレ東プラスの「「雇われたくない…」フリーターがタピオカ店買収。進む個人M&Aとコロナ禍にあえぐ新米経営者の実状」によると、いま20~30代の人たちの間で、居抜きでそのまま商売を引き継ぐ形での起業が流行っているそうです。

業種も例えば少し前に流行ったタピオカミルクティー専門店、ウェディングドレスのレンタル店、学習塾等と様々ですが、どれも競合が多かったり景気に左右される部分が大きかったりと簡単では無さそうなのですが、それらに未経験でもあえて飛び込んでいくというところを見ると少し無謀かな…と感じる一方で、それでもチャレンジしてみたいという思いには感心させられます。

労働も安定・安心ではない

新しい世代の人たちは「安定・安心」とか思われている労働にも実はとつぜん無収入になる・体を壊してお金を稼げなくなるリスクがあるという部分をちゃんと見れているのかもしれませんね。

少し前までは「雇われたくない」なんて言葉が出てくることはほとんどありませんでしたが、今の社会ではずっとどこかに雇われて働き続けたくても40代もしくは早ければ30代でクビになることも珍しくなりつつあります。

労働一本で生き続けようとしてある程度の年齢に達してそれができなくなり倒れるよりも、先に若い頃から色々試して失敗しながら成功率を上げていくという戦略なのでしょう。

それにこの起業の失敗率というのも、一般的にはわりと5年以内に9割が廃業し…と認識されているものが、統計によると本当は十数パーセントくらいでしかないと示されていたりもするようです。ただ、体感としてはたしかに2~3年したら入れ替わってしまっているところは多いので、廃業率十数パーセントというのも低すぎるように思えますね。ですので、半分以上は5年生き残るのは難しいと覚悟は必要かもしれません。

今もまだもしかすると商売に失敗した人が再び事業を始めるために融資を引くのは難しいのかったりするのかもしれませんが、段々ローンを組んだりといったまとまた資金を借りれる人も少なくなるので、「一度商売を学んだ人なら、次は成功するかも?」と変わっていくかも可能性もなくはないかも…

投資か起業かといった感じで一本に絞る必要もありません。勝算があれば、両方やっても構わないのです。今始めた人たちの5~10年後を見てみないとという部分はありますが、堅いものと爆発力があるものを組み合わせれば、先細りつつある労働一本よりも展望がありそうです。

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