デジタル通貨

Crypto.com Chain(クリプトドットコムチェーン)ことCROとは?

元々存在していたモナココイン(MCO)を2018年7月にリブランドして新たに誕生したCrypto.com Chain(CRO)。このCROはどんな仮想通貨なのでしょうか。また、リブランドする前のモナココインとはどんな違いがあるのでしょうか。
そこでここでは、CROとは他と比べてどんな強みを持っている仮想通貨なのか、モナココインと比べてどんな違いがあるのかについて解説します。

Crypto.com Chainってどんな仮想通貨?

Crypto.com Chain(クリプトドットコムチェーン)CROと略される仮想通貨であり、2018年7月にモナココインのリブランドを行ったことで誕生しました。ビットコイン決済など仮想通貨を使った決済は、2014年頃の仮想通貨ブームをきっかけに対応店舗が大幅に増えましたが、決済アプリを使い慣れていないことによる決済ミスなど様々なトラブルが発生し、未だに定着していません。それに対してCROは、MCO Visaカードと呼ばれるデビットカードを使うことで通常のデビットカード決済と同じように決済ができることから、実用性の面においてとても優れています。
CROは2019年に入ってから様々な取引所に上場したことをきっかけに世界各国から注目を浴びており、実際に2019年3月以降大幅な価格上昇をしている今注目の仮想通貨と言えるでしょう。

CROの特徴として挙げられるのが、ICOが行われず、第二次分売のみで販売されるというコンセプトで誕生した仮想通貨という点です。ICOとはブロックチェーン技術を用いてトークンのマイニングやプレセール・パブリックセールを行うことであり、これが行われていないというのはどういうことなのでしょうか。

かつて日本で「コインチェック問題」と言って仮想通貨の大量流出が社会問題となったことで、仮想通貨を手放す人が増え、多くの仮想通貨の価格が暴落しました。CROの前身であるモナココイン(MCO)も同様であり、2018年初頭頃には1ヶ月で13USDほど価格が下がり、6USDほどの価格で取引されるようになってしまいました。

そこでMCOの暴落の救済措置として開発されたのがCROです。そのため、CROはMCOを保有しているユーザーにのみエアードロップにて配布されました。
ちなみに仮想通貨においてエアードロップとは仮想通貨を無料で配布することを意味します。開発されて間もない仮想通貨は知名度が低く、価格が上昇するかどうかもわからないのでマーケティング目的で無料で配布されることが多いです。

CROのエアードロップに関してはMCOトークンをアプリ上で保管することにより、保管料としてCROが配布されるシステムでした。このようにCROの入手方法がMCOを所有している人限定となっていた点はCROの希少価値を上げただけでなく、MCOの購入者を増やすことにも繋がっていたことを考えるとかなり賢い売り出し方だったと言えるでしょう。しかし、配布予定だった金額に到達したことから、CROのエアードロップでの配布に関しては2019年7月に終了しています。
このようにMCOの代わりとして誕生したという背景があるためにCROはICOが行われていませんでした。

しかし、CROは2019年に入った頃から海外取引所に上場し始めて、ICOを行わないというコンセプトはなくなりました。ただし、国内取引所でCROを取り扱っているところは存在しないので、万が一CROを購入したいと思っているなら海外取引所を利用する必要があります。ちなみにCROはアメリカの大手仮想通貨取引所のBittrexや、インドネシアのIndodaxなどで購入することが可能です。初心者だと海外取引所は国内取引所と比べてハードルが高く感じる人もいるかもしれませんが、ある程度取引に慣れてきたら挑戦してみると良いでしょう。

Crypto.com公式ページより(https://crypto.com/en/cards.html)

MCOは今でも使えるの?

CROの前身である仮想通貨MCOですが、現段階でも取引が行われています。CROはMCOの価値が大幅に下がったためのリブランド目的で開発された仮想通貨ですが、名前を変えただけという訳ではありません。そのため、CROとMCOは別物と考えるのが良いでしょう。ちなみにどちらも開発を行っているのはCrypto.comですが、CROはCrypto.com Chain、MCOはCrypto.comと呼ばれています。ほぼ同じ名前なので取引をする際には注意しましょう。
それに、一時期は仮想通貨の価値が大幅に下がったものの、その後は価値が元に戻りつつあります。MCOもCRO同様価格が上昇傾向にあることから、CRO取引を行っている人はMCOもしっかりチェックすべきでしょう。

先ほど解説した通り、CROのメリットにはデビットカードが発行されていることにより、お買い物の際の仮想通貨を用いた決済がスムーズである点が挙げられます。このメリットはMCOから引き継いだメリットであり、CRO用に発行されているMCO Visaカードの前身となるデビットカードとしてMCO用のデビットカードMONACO Visaカードが存在します。こちらのVisaカードもVisaカード提携店舗で通常のVisa系列のデビットカードと同じように使用することが可能です。

CROは初心者も知っておくべき仮想通貨!

CROは2019年に入って大幅な価格上昇を果たした仮想通貨であり、仮想通貨取引上級者はもちろん、初心者もその存在をチェックしておくべきと言えるでしょう。ただし、CROは国内取引所で取り扱っていないため、少し取引の難易度が上がります。海外の取引所は補償制度を設けているところが少ないなど初心者だと利用するのが難しい部分もあるので、ある程度仮想通貨取引に慣れてきたらCROの取引にも挑戦してみましょう。

起業の成功率ってどれくらいなのか?前のページ

携帯各社、低価格で攻勢次のページ

ピックアップ記事

  1. 【速報】Breaking down(ブレイキングダウン)はもう終わり?犯罪者や出…
  2. 【速報】アップル、待望の最新M3チップ搭載MacBook ProとiMacを発表…
  3. 7ステップで完全マスター!YOASOBIの歌詞解析テクニック
  4. 毎日の支払いに!仮想通貨活用法4選
  5. 【速報】遂にiPhone 15とiPhone 15 Plusが発売開始。その魅力…

関連記事

  1. デジタル通貨

    注目度の高い暗号資産ファイルコインって何?将来性はどうなの?

    様々な暗号資産が日々登場していますが、中でも2017年の誕生以降高い…

  2. デジタル通貨

    暗号通貨事件録:マウント・ゴックス破綻事件

    暗号通貨投資をしていると、耳にする事もある「GOXする」というような…

  3. デジタル通貨

    暗号資産への投資とドルコスト平均法

    ドルコスト平均法は積立投資で用いられる投資手段株式などの投資…

  4. デジタル通貨

    フェイスブック(Facebook)の仮想通貨「Libra」って何?

    昨今、仮想通貨が話題となっています。そんな仮想通貨の市場にフ…

  5. デジタル通貨

    使いやすい暗号通貨取引所のGMOコイン

    「GMOコイン」は、2017年5月から始まった、仮想通貨売買…

暗号資産(仮想通貨)レート

JPY
USD
EUR
bitcoinBitcoin (BTC)
¥12.132.298,82
ethereumEthereum (ETH)
¥230.625,88
litecoinLitecoin (LTC)
¥10.819,80
xrpXRP (XRP)
¥297,58
bitcoinBitcoin (BTC)
$ 85,230.84
ethereumEthereum (ETH)
$ 1,620.17
litecoinLitecoin (LTC)
$ 76.01
xrpXRP (XRP)
$ 2.09
bitcoinBitcoin (BTC)
74,925.52
ethereumEthereum (ETH)
1,424.28
litecoinLitecoin (LTC)
66.82
xrpXRP (XRP)
1.84

SSL

スポンサー




アーカイブ

Twitter

https://x.com/MiscblogNet

  1. マネー&ライフ

    CyberVein(サイヴァーヴェイン)の暗号資産としての理念や現状と展望
  2. マネー&ライフ

    女性が世界を救う!
  3. マネー&ライフ

    雇われとして頑張り過ぎずに自分のために時間を使う
  4. マネー&ライフ

    人手不足は経済成長のチャンス?
  5. マネー&ライフ

    自分で選んで決めて稼ぐべき
PAGE TOP