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マイクロブラッドサイエンス社が発行するMBS Coinとは?健康や医療にも活用できるトークンを徹底解説!

MBS Coinとは?

マイクロブラッドサイエンスが発行しているMBS Coinは、医療用に開発されたトークンです。マイクロブラッドサイエンスは自社で開発した「Lifee チューブ」を使用し、負担の少ない血液検査を行っています。同社のトークンはこの検査を低コストで利用できる医療用トークンとして開発され注目を集めています。この記事ではMBS Coinの特徴や開発された背景などをまとめました。

MBS coinはどのようなトークンなのか

MBS Coinの特徴

MBS Coinは、日本にある株式会社マイクロブラッドサイエンスが発行している医療用トークンのことです。2018年12月26日にカナダ拠点の仮想通貨取引所BCEX Globalにて上場を開始しました。MBS Coinの発行体はマイクロブラッドサイエンスの100パーセント子会社でシンガポールにあるMBS ASSET MANAGEMENT PTE. LTD.となっています。医療用トークンという名前からもわかるように、MBS Coinはマイクロブラッドサイエンスの中心事業である血液検査サービス用のトークンとして開発されたもの。マイクロブラッドサイエンスはユーザーの血液検査利用のコスト削減も考慮してトークン導入を行っているそうです。そのためトークンを利用すると同社の血液検査費の割引や、小額の送受金などのメリットがあります。

MBS Coinが開発された背景

マイクロブラッドサイエンスは医療関係のベンチャー企業で、体に負担をかけない血液検査サービスを展開しています。検査の詳細は後述しますが、健康や医療の面を考えて同社のサービスを利用するユーザーは年々増加傾向にあります。そのためマイクロブラッドサイエンスは、血液検査サービス提供のコストやリスクが高まる可能性を考慮するようになりました。その後データを蓄積するためにブロックチェーンの活用を思いつき、さらに事業関連者からも資金調達のために仮想通貨の活用についてアドバイスがありました。会社内で協議を重ねた結果、まずは血液検査用に使用できるトークンの開発案が持ち上がります。

MBS Coinは会社の核となる血液検査用トークンとして2017年11月ごろから構想され、2018年1月に開発プロジェクトがスタートし、同年の6月に一般公開されました。プロジェクトリーダーに東京大学の島田舞氏、プロジェクトアドバイザーには慶応大学名誉教授の相川直樹氏など、医療業界で実績のあるメンバーが多く抜擢され、信頼性の高い医療用トークンが開発されます。今後はマイクロブラッドサイエンスの血液検査サービスが受けられる拠点を増やし、ユーザーがさらにトークンを活用できるようにしていく予定です。

MBS Coinで利用できるマイクロブラッドサイエンスの血液検査サービスとは

患者に負担をかけない血液検査として開発

マイクロブラッドサイエンスの血液検査サービスのきっかけは、医療現場で高齢者や新生児の患者に対して一日に複数回行われている検査用の静脈採血の負担を少しでも軽減できないかという会社の思いからでした。会社は早速、微量の血液でも検査ができる画期的な新しい採血器具の開発に着手します。しかしこれまで医療現場で行ってきた採血方法をすぐに別の方式に切り替えることは困難を極めます。そのためマイクロブラッドサイエンスは医療現場にこだわらず、手軽に安全な血液検査ができるサービスへとシフトし、以降はこの血液検査が同社の主要サービスとなりました。

自社キットを使った血液検査サービス

マイクロブラッドサイエンスの血液検査サービスは、自社で開発した「Lifeeチューブ」で指先から微量の血液を採取するというもの。このチューブには特殊加工が施されているので、微量の血液でも検査に必要な血球を壊すことはありません。そのためチューブを利用した血液検査を行っても、従来の静脈採血と同じ結果を得ることができます。マイクロブラッドサイエンスは自社が開発した採血方法の正確性を論文で発表し、さらに銀座に「銀座血液検査ラボ」という日本で初めての自己採血専用施設を開設しました。

国内だけでなく海外にも便利さをアピール

銀座血液検査ラボは病院に行かなくても正確な血液検査ができ、健康管理にもつながるという手軽さから利用者が増加しています。国内向けのサービスの他に、旅行代理店と提携して中国から来日するインバウンド旅行者向けのサービスも開始しています。中国からの旅行者の中には、日本の医療機関を利用して病気の治療をしたり、健康管理のために人間ドッグを受けたりするためのメディカルツーリズムも少なくありません。このことから、中国人向けに観光やショッピング後に気軽に利用でき、なおかつメディカルツーリズムにもつなげられるサービスとして銀座血液検査ラボが提供されているのです。

健康や医療のために利用できるトークン

MBS Coinは血液検査サービス用のトークンとして開発されました。マイクロブラッドサイエンスの検査キットによる血液検査は、手軽で簡単に行えることで健康管理や病気の早期発見に繋がり、医療機関の利用もスピーディーになります。血液検査の結果は同社が開発したスマートフォンアプリで簡単に確認することができるため、検査結果を知るために何度も検査ラボに通う必要もありません。MBS Coinを流通させることによってユーザーのコストを削減し、さらに同社が開発した血液検査を手軽な健康管理方法として周知することがマイクロブラッドサイエンスの目標なのです。

MBS Coinは健康管理や医療機関利用にもつながるトークン

MBS Coinは、マイクロブラッドサイエンスの血液検査サービスをさらに身近なものにするトークンとして開発・導入されました。これまで健康診断のひとつだった血液検査ですが、同社のキットを利用することで少量の血液から簡単な健康チェックを行うことができます。MBS Coinを利用することで健康診断のハードルを下げ、トークンの利用で経済的にも負担をかけず検査が行えることはとても画期的だと言えるでしょう。

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