何でも自分でやろうとすると、時間を多く取られてしまい、やりたいことの多くができないまま終わってしまうことがあります。
仕事を誰かに頼むとお金は掛かりますが、代わりに買えた時間で何か別のことに取りかかれるので、収入源を増やしていく上ではとても大事だったりします。
お金を払って時間を買う
幻冬舎GoldOnlineの「「はたらくときは他力本願が重要」といえる、これだけの理由」によると、自分の時間を有効に使うためには、極力無駄な行動を省き、効率化を図るために新しい便利なツールを使いこなしたり、時間を買うためにはお金を掛けることも大事とあります。
まずはスマホいじりは決められた時間にだけ行おうとありますが、たしかにスマホは時間泥棒の典型でもあるので、触る時刻を事前に決めておくるくらい制限しないと、いつの間にか自分の時間を失ってしまいます。
移動時間についても、可能な限り抑えるために職場と住まいとの距離を極力縮めるべきとありますが、通勤ストレスや身体的な負担を大幅に減らして時間も買えるとなれば、少々高い家賃を払うことになったとしても、意味のある投資として考えることができます。
そのほかにも、例えば交通機関はスマホを通して予約をして時間と費用を節約したり(割引も得られるらしく)、いくつかの行動を同時並行するように心がけるといったことも、時間の節約には有効とあります。
こうしてみるとかなり大変そうにも思えますが、生身の人間はいっときに一か所にしか居ることができないので、ここまで徹底して時間を効率的に使わないと、お金を多く稼ぐことはできません。働くって本当に大変です。
お金を払って時間を買う、は投資にも役立つ
このように、もともとこれらは時間を効率的に使って仕事をすすめるためのヒントとして書かれたものですが、これらは投資にも役立ちます。
不動産については、管理手数料がもったいないということで、不動産会社には入居者探しだけやってもらい普段の管理を全て自分でする人もいます。専業で賃貸業をやっている人であれば、それで全然いいと思います。定期の点検や清掃や修繕など、自分でやれば材料費や道具代以外はタダのようなものです。毎月の管理料は、引き受けてくれる会社さんによって賃料の5~10%くらいするので、所有する物件数が多ければ金額的には大きくなります。ですが自分の物件を遠隔地に持っていると、定期的に見ることはできないし、何かがあった時に移動するだけでも時間が掛かるので、自主管理にすると苦労します。ちょっとした不具合が出たりといった細かい問題はわりと頻繁に起こります。
5~10%を払って管理をしてもらえるのであれば、移動や点検などに掛かる時間を全てセーブできるので、その時間を何か全く別のことに充てることができます。その時間を使って別のことでお金を稼げるのであれば、5~10%の管理料は十分に意味のある投資になります。
株式を持つことはそれ自体が経営の外注化に近いものがあります。自分で事業を起こし経営をすると、自分の時間の多くがそれに取られることになります。その事業でお金をかなり稼げたりあるいはやりがいがあれば、全然それでも良いのですが、少なくとも立ち上げてからしばらくはほぼ専業で掛かりっきりでやらないと稼げるようにはなりません。そうすると、同時期に何かいい案件があっても手をつけられず逃してしまうことがあります。
自分が興味を持っている業種のビジネスの持ち分だけを買って半期ごとの配当を待つだけで、経営はプロにお任せというのはそう悪くはありません。経営を任されている彼らの報酬は高いですが、実務や重い責任を代わりに背負ってもらう費用と思えばそんなに高くはないように思えます。
サイトも管理は自分でやるべきですが、専門的な記事の執筆などはライターさんに執筆料を支払ってお願いをするほうが、自分で膨大な時間をかけて書き上げるよりも内容も濃く正確なものを準備できたりします。専業でやっている人でなければ自分一人でやるとなると2~3サイトくらいしか育てられないのではないでしょうか。サイト自体も自分自身で作るよりも、外部の会社さんにお願いをして作成してもらったほうが、長い時間をかけて全てを学んでから自分で全て作るよりも早くいいものが上がります。
制作会社さんにもよりますが、サイトの作成費も5万円位からやってくれるところがあるので、総額10万円位でもとりあえずそれなりの見栄えのするものを仕上げてもらえます。画像などの素材も自分で作るより慣れている人に作成してもらったほうが効率的です。そうすることで、自分はキーワードの選定などに時間をより多く使えます。
お金を使って時間を買えば、このようにいくつかの分野の投資を同時並行で進めることも可能です。いくつか同時に動かすことで、収入も増え基盤が安定するので、効率化にはお金を投資することも重要です。