巣ごもりのせいか、お金の減りがずいぶん遅い気がします。在宅時間が長いので水道光熱費と食費は多少多くなっていますが、外に出ない分、必需品・必需サービス以外にはほとんどお金を使っていないからのようです。
もし父と同じように49で、もしくはもっと前に完全に引退したら、おそらく家計はこういう感じなんだと思います。
せっかくなので本当は熱海の工房で、引退生活の練習をしたかったのですが、もしも保菌したまま高齢者の人たちが多い熱海入りしてしまったら大変です。迷惑は掛けたくないので、とりあえず収束するまでは我慢し、代わりにここで慣れておこうと思います。
外に出ないと出費も減り、収支がかなり良くなった
どおりで今月は手残りが多いと思ったら、お金を使う機会が少ないからでした。もちろん不要不急な外出はしていませんが、買い溜めもしない代わりに、食料や日用品など必要なものの買い出しにはわりと頻繁にいっていたのですが、通常よりも現金の減りは遅く、ATMに行っても法人分の上がりの記帳くらいしか用事がありません。
まず通勤がなく、しかも他人との接触を伴う外出自体がダメなので、交通費が全く掛かりません。
食事も家で用意してくれているものを毎食摂るので、朝食・昼食分の外での出費がほぼ丸々ありません。ほぼ、というのは「食費」は家に居る人間が一人増える分多く発生しますが、それでも朝・昼の外食分より全然少なくて済みます。
同じように、光熱費についても日中居る分だけ余計に掛かりますが、もともとべつに普段何か大電力を消費するような機械を動かしているわけでもないので、在宅になったからといって増える電気代も大したことはありません。
もうひとつ大きく減ったのは外出準備に掛かる費用です。ビジネス街に出なければ、外見はそれほど気にせずにいられるので、かといってだらしない格好で居ていいわけではありませんが、被服費もほとんどお金は掛かりません。
濃厚接触は避けるべきとされているため、夜の会食費・交際費が発生しません。
結果、家計だけを見ると大きく改善しています。今のところコロナ禍は家賃・配当・広告料などの法人の上がりにも支払いにも影響がありませんが、トータルで見ると収支が良くなっています。
通帳を見るといつもの月よりも残りがかなり多いので、つまりは、普段如何に無駄遣いをしているかということなのでしょうね。
外からの上がりがあったとしても、出るために掛かる費用も大きいので、手残りは意外に少なく、雇われて働くというのは、本当に、何とか生きていくため程度にしかならないようです。
遠くからでもやれる投資と比べると、ずいぶん非効率なものと感じます。
収支を改善するために
コロナ禍によって家計負担が増えることを心配している人も多く居ると思いますが、日刊ゲンダイの「巣ごもりは本当に家計を圧迫する? 浪費と貯蓄の分岐点を把握」によると、巣ごもりによって何かの出費が増えたとしても、「毎月のレジャーにかかる費用も減っています。慌てずに家計全体を見て調節すれば、多少食費や日用品が増えても問題ありません」とあります。
それでももしトータルでの出費が大きくなりすぎてしまった場合は、「ストレス買いが背景にある場合が少なくなく、思うように身動きが取れないことで、必要以上の買い物をしてしまう」からではないか、とあります。買い溜めではなく必要な分だけ買うよう強く意識しないといけないようです。
こういう状況下でお金を使わないようにするには、ジョギングやウォーキングに出かけることも有効です。不要不急の外出は控えるようにとのことですが、会見時にも説明があったとおり、一人での運動や散歩は続けてもよいとされているので、人込みには決して近づかない形で、仕事の合間などに休憩がてら運動に出るといいかもしれません。
パソコンの前に居ればネットショッピングで、もしくは店が集まる場所に行ってしまうとついついお金を使ってしまいがちなので、そういうお金を使ってしまいそうな環境から避けるようにすると、あまりお金を使わずに済みます。
こういう生活に入って早約1か月半くらい経ちます。
家をベースに稼ぐスタイルであれば、コロナ禍や経済危機の時でなくても、普段から出費をコントロールして無駄遣いを防いでいけば、家賃・配当・広告料などの上がりだけでも十分に生活していくことができそうです。今回の事態はある意味いい訓練になったような気がします。