マネー&ライフ

貸し与えられた地位を自分のものと勘違いしてはならない

定年後に再雇用されてもあまり幸せではないのは本当のようです。大体の場合は給料が5割以上激減し、仕事の内容も簡単なものしか与えられずあまりやりがいを感じられないそうです。

昨年くらいから多くの企業で40歳以上の社員大量解雇が始まっているので、今の60代の人は定年後も雇ってもらえるだけでもありがたいと感じるべきですが、あまりに長く居たせいかどうしても今までの待遇を当たり前のものと勘違いしてしまうところがあるようです。

雇う側もあまり責任のある仕事を与えていないということは、イヤイヤながら再雇用しているだけということですから、こういう負担を減らすために、現役世代の整理を加速させていきそうです。

そのうち再雇用という制度も形骸化するかもしれません。

長年大きなところに勤めていると

プレジデントオンラインの「定年後の再雇用で年収1100万円が年収450万円になった60代会社員の「仕事に張り合いがない」という悩み」(https://president.jp/articles/-/32442)を見ると、

少なくともある程度の数の若い社員が毎年供給され続ける大企業においては、再雇用というシステムが雇う側と雇われる側の双方にとって不幸なものでしかないことが窺えます。

定年までずっと大企業に勤めていた人を見ると、それまで職場から与えられていたものが当たり前のものと勘違いしている節が見られます。

記事中にはこれにモロに当てはまる男性が登場し、おそらく半分以下にまで激減した給料にもかなり不満があり、定年後の仕事にやりがいの無さを感じていて、おまけに住宅ローンの残債も2500万円とかなり大きく、貯蓄も残債と同額の2,500万円と、たぶん元からあまり貯金などしておらず退職金としてもらったお金が貯蓄の大部分かもしれません。老後資金への不安も抱えているそうです。

再雇用は絶対続くものではない?

中小企業などを見ると年収450万円で現役という人は結構普通にいますから、この金額をもらえるだけでもありがたき幸せと思い感謝をすべきです。

それでも不満に思ってしまうということは、やはりこれもせめてこの額は受け取れて当然とか勘違いしているかもしれませんが、再雇用の継続は絶対ではないようです。

実際目にした例からすると、会社によって形態は多少異なるかもしれませんが、定年後の雇用は年ごとの延長となっているところが多いようで、例えば「所属している部署ごと無くなる」等の本人だけを狙い撃ちしたものではない大きな理由が有れば翌年の契約は切られることはあります。本人から聞けた限りでは、失った働く機会分の補償なども特になかったようです。

給料についても、確か合理的な理由がないと簡単には減らせないはずですが、明らかにコスパに見合っていないと証明されればこの大したこともせずに450万円与えられるというのもさらに減額されるかもしれません。

記事中、中小企業などに目を向ければ自分を必要としてくれるところもあるので独立や転職も考えろと提案されていますが、それであればやりがいは手に入るかもしれません。給料に文句を言わなければの話ですが。

何にしても企業の側としてはあきらかにイヤイヤながらの継続、雇われる側も衰えもあるのでどこまで貢献できるかは分からずということで、将来的には大企業においては高齢者が居ること自体が珍しいものになるかもしれませんね。

今の職場での好待遇が長く続くとは思わない方がいい

この男性の場合、まず給料が激減したということで、ローンの残債2,500万円の支払いに困ります。

今の職場以外には特に収入源は持っていないよなので、同額の貯金を返済で使い果たしてしまうと手元に一銭も残らず危険です。

さすがにこの年齢の段階でどうしたらと泣きつかれたとしてもどうにも助けようがないので、こうならないためにも、

まずは雇われてもらえる給料を当たり前のものと思わないことです。

また、雇ってもらえている間に、見栄を張るための消費や無駄遣いでお金を使い果たすようなことはせず、もらったお金を使って生身の自分以外の収入源の数をしっかり増やしておくことも重要です。 いつでもクビになるえるという意識は大事です。

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