今までずっと借り入れで事業をやることを避けてきていましたが、大きく事業展開をするためには資金の借り入れが必要なこともあるので、それをやってこなかったことを少し後悔している部分もあります。一般的には、借金=こわいもの=悪、というイメージがあるようですが普通の人だってお金を生んでくれるわけではないモノ(家・車・そのほかの買い物)のために平気でローンを組んだりするので、大きな金額の借金であったとしてもそれがお金を生むものへの投資のための良い借金であれば別に悪いことではなく問題はないのかもしれません。
事業家を見て最近思うこと
東洋経済にも先日、自分の手元にある程度の資金を残しつつ他から融資を引っ張り事業展開をするのが賢いの儲け方とありましたが(「お金持ちが「現金よりローン」を積極的に選ぶ訳(https://toyokeizai.net/articles/-/317129)」)、ここ最近、もっと大規模に事業展開している人にお会いする機会があって色々聞いてみると、彼らも若い頃に金融機関から融資を引いて積極的にリスクを取って事業展開し、始めてから10年以上経った今でもさらに別事業を展開したりして相変わらず負債規模は大きいながらも確実にそれ以上に資産が積みあがっていて、毎月の上りも普通のサラリーマンとは比較にならないほど大きめです。
大きめの物件を購入して家賃を得たり事業を展開して収益・配当を得たりするためには、よほど生まれつきお金持ちという人でもない限りは全額自己資金で始める等ということはとても無理なので、どうしても資金を借り入れる必要があるわけですが、彼らが借り入れた額を聞くと、億単位で借りている方もいるので額だけ聞けば恐ろしいところもありますが、そのぶん毎月通帳に載る額も大きいので、確かに過度に心配する必要は無さそうです。
リスクがないとは言わないけれど、同じように金額が大きいとしてもお金を生まない自宅やただの移動手段にローンを組むよりは全然意味がある借金だと思う、と言われると反論するのは難しく、しかも見栄を張るための無駄な消費はしていなくて堅実で、必要なものだけにお金を掛けているようなので説得力があります。
なぜやらないのか?と言われたこともありますが、別に過度に借金を怖がっていたとかそういうことではないものの、どうしても当時の勤め先が外資系企業ということもあって、なかなか融資を引いての事業展開に踏み切れませんでした。まさか長く勤められるとは思っていなかったので「ここの信用も使ってやっておけば、もっと早くリタイアできたかも…」と思う時もあります。
そこそこ普通に食べていける規模は確保できているので、今から無理に借り入れて事業規模を拡大させる必要は無さそうな状況なので、この先何か行けると思えるアイデアが浮かび機会があればやってみてもいいかな、くらいに思っていたりします。
事業用の借り入れと住宅ローンでは額が大きく違ったりしますが、どちらも借金で、上手くいかずに破綻するリスクがある部分はどちらも変わらないので、どせなら事業用に借り入れて資産を増やすことに使う方が良さそうです。