ここでも以前、一生懸命頑張って国家資格を取って専門職に就いてもいずれAIに取って代わられるかも、と触れましたが(⇒「働くだけでなく、少しずつ投資を始める」)、AIの性能が急速に良くなり、今まで人間がこなしていた仕事が次々にAIに置き換えられています。学校で習ったことしかできないでいると、そのうちお金を稼ぐのは難しくなっていきそうです。先日わりと自分の考えと近い記事を見つけましたので、今回はその内容を考察していきたいと思います。
稼ぎが良いとされていた知識労働が…
以前から、組織に雇われて生きるよりも取得が難しい資格を得るほうが稼ぎが良いとされていましたが、つい先日出たこちらの「専門職でも「食ってけない時代」に、年収1000万円稼ぐには?(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191015-00023582-gonline-bus_all)」という記事によると、今あるホワイトカラーの中でも特に高給を得られていた医者、弁護士、会計士などの職業がやがてはAIに取って代わられるであろうとあります。
これに対しては「AIに取って代わられると思った時点で負け」というコメントが寄せられていましたが、真にその通りで「あるルールやパターンに従って、こう処理する」という部分は、これからは徐々にAIが担当していくことになると思います。
ただ、AIは別に最初から何でも知っているわけではなく、例えば先に、○○は正しい、××は間違っている、といったデータを大量に取り込んで傾向を学ばなければならないので、その基となる知識を学ばせる・流し込んでいく専門家としては、まだ仕事が残るかもしれません。AIが学んだことと同じことしかできない専門家は、徐々に仕事が奪われていくことになるのかもしれませんね。
AIがなかった時代は、たくさんの知識を頭に詰め込みそれをただ引き出して使うだけで、高給を得ることもできましたが、今ではそれでは簡単に機械に負けてしまいます。
このように、今までのように知識の量だけでお金を稼ぐことは難しくなり、せっかく多額の学費をつぎ込んで専門職に就いても元が取れなくなる可能性が高くなってきたので、自分の子供にはどういった教育をするべきか、その答えを見つけるのもなかなか難しくなってきました。
人間に残る仕事はどんなものがあるか
知識労働はAIに取られて作業系もロボットに置き換えられていくとなると、人間にどういうエリアが残されるか?ということで、記事では筆者が芸術系の仕事をすすめていますが、クリエイティブ方面での才能を持つ人はそれほど多くいないので、それで食える人は少数しかいないとコメントもあるとおり、あまり現実的ではない気がします。
ですが、AIがまだ学習中の、全く新しいものを生み出す(一応、絵や曲や小説などを生み出すこともできるようですが、まだ人間が生み出したこともないレベルには達していないのかな?)という部分では、まだチャンスがありそうです。
AIが今後どれくらいの速さで発達して人間をリプレイスしていくかは読めない部分がありますが、ほぼ確実なのはコメントにもあったとおり「たしかに資格職や雇われの身で1,000万円を稼ぐ仕事は少なくなっていくよな」ということです。
AI技術やプログラミングに関わる仕事でもなければ働いて大きなお金を稼ぐことは難しくなりそうなので、早めにAIがあまり深く関わっていない分野で起業もしくは投資によって稼ぐという方向に転換したほうが良いかもしれません。