ライフスタイル・マネープラン系記事を読んでいたところ、読者から「それじゃアドバイスになってないだろ」と手厳しく突っ込まれていたものを目にしましたので、今回は自分なら代わりにどんな有益なアドバイスをしてあげられそうか、考えてみました。
「隠れ貧困」などとあるから、てっきりカツカツで生活している女性を想像してしまいましたが、ここ(「なぜフツ―のOLが隠れ貧困になってしまうのか? 悪循環から抜け出すには…」 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190927-00013511-toushin-life)でいう隠れ貧困とは、「働けど働けど…」という可哀そうな人のことではなく、そこそこ生活は充実していて、毎月ついつい自分の収入以上にお金を使ってしまうという、やや自業自得っぽい人を指しています。
ついついお金を使いすぎてしまう理由として、友達との付き合いで見栄を張ってしまったり、便利すぎる通販にハマってクレジットカードを使いすぎたりと、わりとありがちなものが挙げられています。
解決策として提案されていること
まず、最初の解決策として、クレジットカードを封印してしまえとありますが、手元にある限りはどうしてもそれを使ってしまうはずですから、自発的に使用をやめるのは相当に意志の力が強くないとムリですから、あまり有効な策ではないかもしれません。実際にクレジットカードを使わないようにするには、だれか信用できる親族などに預かってもらうのが良いでしょう。
次に、筆者は転職による年収アップも提案しており、これに対しては「簡単に言うな」とかなり手厳しいコメントが寄せられていますが、転職自体は悪い考えではありません。ですが、働いて今より多くの収入を得るには、スキルを磨かなければならないですし、それには時間と努力が必要です。実現には時間が掛かりますが、成功すればそれまでの贅沢は継続できるわけですから、ダメな考えではなさそうです…
自分としては、第三の案として、一番目を向けてほしいのはやはり投資です。上記の二つの具体策はもちろん試したほうがいいとは思いますが、どちらも浪費癖自体を根本的に無くならせるには有効とは言えません。クレカを手元から遠ざけてもお金は使いますし、転職で年収アップしても、それに呼応して贅沢してしまうかもしれません。
お金にも働いてもらう、という発想
投資の何がいいかというと、自分がリスクをとって買った資産が幾らかの収益を生んで、実際にその上り(家賃でも・配当でも・とにかく権利収入何でも)を受け取ってみると、なるべくお金を生んでくれるものにお金を使い、収益を生んでくれなさそうなものには無駄遣いをしないように、少しずつ自分が気を付けるようになってくれます。費用対効果を意識するようになるので、クレジットカードのヘビーな使用やムダに見栄を張るようなことはだんだんしなくなるはずです。
個別株には何万円もしくは何十万円からでも投資することができます。年利で3~5%の収入が入ると、お金に働いてもらうことの意味と重要性を少しずつ理解できるはずです。もし100~200万円貯めることができたら、今度は中古不動産なども。買った物件に入居者を付けたら、個別株以上の利回りが期待できます。
今回の記事のネタであれば何とか自分なりの解決策を提示してあげられそうですが、「それじゃアドバイスにならないだろ」の厳しいコメントは、自分も普段しっかり意識しておきたいところです。単にこういうことがある止まりではなく、何か有益なことを発信していきたいと思います。