年賀状印刷の売り上げの一部を
殺処分ゼロに取り組む動物愛護団体に寄付できるサービス
「わんにゃん賀状」
が人気を集めている。
企画したのは、年賀状や結婚報告はがきの印刷を手掛ける印刷会社
「コラボ」(兵庫県尼崎市)
寄付金は対象の年賀状1枚当たり3円で、同社が負担する。
社長の高松靖郁さん(48)は
「ちょっとした心がけで救える動物の命がある。行動を起こすきっかけになれば」
と話す。
同社では近年、年賀状受注数は減少傾向にあるといい、
さらにコロナ禍で年賀状の自粛や結婚式の延期が広がった。
従業員が前向きになれる方法を模索する中、
ふるさと納税を保護犬や猫の殺処分ゼロの活動に充てる自治体の存在を知り、
新サービスを発案。
関西中心に活動するデザイナーに声を掛けると賛同者が続出し、実現となった。
環境省によると、2019年度に自治体や動物愛護センターなどに持ち込まれた犬と猫は
全国で計約8万5900匹。
このうち、殺処分された犬や猫は約3万2700匹に上る。
今回の企画の寄付先は地元である兵庫県内の動物愛護団体を予定している。
対象となる年賀状のデザインは犬や猫のほか、虎を描いたものなど約60種類。
発注は同社ホームページで受け付けるが、
問い合わせが多く手ごたえを感じているという。
このような殺処分が減らない理由の一つに
「想像と違う」
「子犬(子猫)が増えすぎた」
「病気や老衰で世話するのが大変だから」
など、人の身勝手な理由で捨てられ殺処分されているのです。
以前ワンちゃんを飼っていた身としては、憤りしかありません。
このような印刷会社の取り組みに加え、規制強化を促し犬猫を守っていきましょう。