先月16日、厚生労働省は、
子供の養育や虐待対策の在り方を議論する社会保障審議会専門委員会に、
これまでの検討の取りまとめ骨子案を示した。
虐待を受けた子供を親と分離する一時保護で、
「一時保護状」
による司法審査を設ける。
保護措置などに際しては、子供の意向を把握するよう法令などに規定する。
来年の通常国会での児童福祉法改正案提出を目指す。
案によると、一時保護状は親権者が保護に同意していない事案などを想定。
児童相談所が保護を開始する前や開始後用実から一定期間内に請求し、
提出資料を基に裁判官が発付可否を判断する。
一時保護は親子を分離し子供の自由を制限する措置のため、
手続きの透明性を確保する司法審査が必要だとの声が多かった。
現行制度では、親権者の同意がなく保護期間が2カ月を超える場合に
家庭裁判所の承認が必要だ。
案では他に、市区町村がすべての妊産婦や子育て世帯、
子供を一体的に相談対応できる機関の設置に努めることを挙げた。
都道府県や児相が一時保護や里親委託といった措置をする際に、
子供の意向を把握、勘案するよう法令や通知に規定。
子供の意向表明支援の体制整備や、
児童福祉審議会を活用した権利擁護の仕組みを都道府県の努力義務とする。
高い専門性をもって児童虐待対応などに当たるための新資格
「子ども家庭福祉ソーシャルワーカー」
の創設も盛り込んだが、委員によって意見が分かれており、
詳細は明記しなかった。
11月27日、新宿・歌舞伎町にある雑居ビルの屋上で、
職業不詳の氏家彰さんが少年グループに殴り殺されるという
悲惨な事件が起きました。
逮捕されたのは、いずれも職業不詳の関口寿喜(じゅき)容疑者(26)、亀谷蒼(あおい)容疑者(24)、少年2人の計4名である。
彼らはトー横キッズと名乗っており、
彼らの中には15~19歳くらいの未成年の子が多くいます。
DVを受けている、家族と仲が悪い、など
さまざまな理由で家に居場所のない人たちが集まっているそうだ。
このニュースを知り、家庭内での問題が事の発端だと感じました。
「未成年の悲痛な叫び」
いち早く届けてほしいものですね。