昨年12月、日本財団が全国の17~19歳の男女1000人に実施した教育格差に関する意識調査で
コロナ禍で自身の進路に影響があると答えた人が31.5%に上った。
このうち具体的な影響は
「就職希望業種の範囲を広げた」
が33.3%で最多となり
「進学から就職へ変更した」
も6.3%いた。
調査は12月1~4日にインターネットで実施。
日本財団の担当者は
「想定より就職への影響の回答が多く、経済状況がもろに表れている」
と分析している。
他の影響は
「思ったように成績が伸びず入試方法を変更した」
が19.7%。
「進学先の地域を考え直した」
が18.7%だった。
「自身が教育格差を感じるか」
との質問は「感じる」48.9%、「感じない」51.1%で拮抗した。
格差の原因は
「家庭の経済力」
が25.3%と最も多く
「本人の努力」
は12.1%だった。
また感じる人は9.0%に対し、感じない人は15.1%に上った。
自由記述で格差を感じる場面を聞いたところ、コロナの影響を上げる人も多く
「家族の収入が減り、奨学金を借りないと進学ができなくなった」
「オンライン授業で少しでも授業を進めることのできる友達を見たとき」
との回答があった。
担当者は
「格差を感じる層と感じない層の二極化が進み、同じ世代でも考え方に差があった。
格差拡大がどんな影響を与えるかを若者が考える機会をつくりたい」
と話した。
このような状況になってしまうことは誰が予想できただろうか。
誰のせいでもなく、自然と共存する上では起こりうる事象である。
「冬はかならず春となる」
その言葉を信じ、心を燃やして困難を乗り越えていってほしいですね。