十年以上も前のことになりますが、妻にはティファニーのエンゲージリング、ティファニー® セッティングを贈りました。
結婚前に銀座のブランド店をいくつも回り、最終的には、エンゲージリングと言えばこれ、と多くの人が思い浮かべるであろうティファニーのエンゲージリングを買うことに決めました。ティファニーが「世界で最もアイコニック」と誇るように、おそらく、形くらいは知っているという方は多いのではないでしょか。
ティファニーの公式ページにも「至高の美を湛えた、ティファニーのエンゲージメントリングに用いられているダイヤモンド。それは、最高品質の基準を設け、すべての工程において最も美しいダイヤモンドを完成させる、ティファニーのこだわりが作り上げた輝きです。」とある通り、このエンゲージリングの美しさは見事なものです。
シンプルでただ美しい、数あるリングの中でも至高の存在です。
特徴:
リングのスペックですが、地金はプラチナ含有率95%のPt950、ダイヤモンドは0.41カラットで、クラリティもVS1と内部にゴミがほぼ無く、カット・左右対称性・磨きによる仕上げの全てにおいてExcellent評価です。
このリングの特徴としては、全体的に細めで、底部分(手のひら側)に近づくにつれて、さらにリング幅が細くなります。リング自体が華奢な印象なので、使うダイヤモンドは0.3~0.4カラットくらいの重さのものが一番似合い(あまり直径が大きすぎると頭でっかちに見えて)、バランスがとれそうです。
価格:
ティファニーの商品全般に言えることですが、価格は高めです。ですが、品質も高く、デザイン性も優れているため、当然の価格だと思います。このリングは当時61万円で、店先に置かれていたエンゲージリングの中ではこれが中央値的な価格でした。
購入時にほぼ同じタイミングで、自分たち夫婦の左右に、若いカップルと年齢上目のカップルとが来ていて、若いの男性の方はやはりこの価格は厳しいのか、花嫁の希望にどう応えようか頭を抱え、年齢上目の男性の方はかなり余裕で、好きなものどれを選んでもいいよ的な様子でしたが、若い方が最初にこのリングを買うのは結構キツそうです。

品格:
オリジナル製作に慣れてしまうと、ついいつもの悪い癖で、御徒町ならこういったリングも地金4万円+ダイヤモンド10万円前後と、多くても15万円掛からずに作れそうだな…とか思ってしまいますが、高級ブランドには、そのブランドにしかない気品のようなものがあり、クオリティとは別に、オリジナルでは敵わない部分もあります。ティファニーのエンゲージメントリングは、それを実感させてくれる最高級のリングの一つと言えます。