どうも
creater.kです。
あのダイハツが不正をしていたことに、国産車がお好きな人にとってはショックが大きいですね。
ダイハツはどのような不正を行ったのか、詳しく見ていきましょう。
ダイハツの不正認証問題、対象車種が20車種に拡大
2023年12月20日、ダイハツ工業は、新車の安全性を確認する試験で不正があった問題で、対象車種がこれまでの6車種から新たに14車種が追加され、計20車種に拡大したことを発表した。
新たに対象となったのは、主に国内で販売されている車種で、軽自動車の「ムーヴ」「タント」「ウェイク」など、小型車の「コペン」「トール」「ロッキー」など、合計14車種。
ダイハツは、4月に親会社のトヨタ自動車ブランドを含む海外向け4車種について、側面衝突試験の認証申請を巡り不正があったと発表。その後、国内向けの2車種でも衝突試験に関する認証手続きに不正があったと発表した。
第三者委員会の調査によると、不正は2017年ごろから行われていたとみられる。不正の内容は、衝突試験の際に、車体の損傷やダメージを抑えるために、車体に補強材や緩衝材を追加したり、試験方法を不適切に変更したりしていたというもの。
ダイハツは、不正の原因を究明し、再発防止策を策定するため、第三者委員会を設置し、調査を進めてきた。
今回の対象車種拡大を受け、ダイハツは、国内外の全ての車種の出荷を停止する。また、対象車種の安全性を確認するため、再試験を実施する。
不正の内容は側面衝突試験の不正加工と片側衝突試験の代替
側面衝突試験の不正加工
側面衝突試験では、電柱などの模擬したポールを運転席と助手席それぞれ衝突させ、乗員の安全性や燃料漏れなどを確認する必要がある。ダイハツは、この試験において、車体の損傷やダメージを抑えるために、車体に補強材や緩衝材を追加したり、試験方法を不適切に変更したりしていた。
具体的には、前席ドア内張り部品の内部に不正な加工を行っていた。また、衝突試験の際に、ポールの速度や角度を不適切に変更していた。
片側衝突試験の代替
片側衝突試験では、運転席側と助手席側の試験を1回ずつ実施し、その試験データの提出が必要になる。ダイハツは、この試験において、運転席側の試験データの代わりに、助手席側のデータを提出していた。
ダイハツは、不正の原因を究明し、再発防止策を策定するため、第三者委員会を設置し、調査を進めてきた。
今回の対象車種拡大を受け、ダイハツは、国内外の全ての車種の出荷を停止する。また、対象車種の安全性を確認するため、再試験を実施する。
ダイハツは再発防止策を策定
2023年12月20日、ダイハツ工業は、新車の安全性を確認する試験で不正があった問題で、再発防止策を策定したと発表した。
再発防止策の概要は以下のとおり。
車両開発の体制強化
車両開発のスピード化やコスト削減を図る一方で、車両安全の確保を最優先する体制を構築する。
具体的には、車両安全に関する知識や理解の向上を図るため、従業員向けの教育や研修を強化する。また、車両安全に関する責任体制を明確化し、不正を未然に防ぐ仕組みを構築する。
内部監査の強化
内部監査の体制を強化し、不正を早期に発見・是正する仕組みを構築する。
具体的には、内部監査の担当者を増員し、不正のリスクが高い業務を重点的に監査する。また、監査結果の公表を徹底し、従業員の意識を高める。
法令遵守の徹底
法令遵守を徹底し、再発防止に取り組む。
具体的には、コンプライアンス教育を強化し、従業員の法令遵守意識を高める。また、法令遵守に関する相談窓口を設置し、従業員からの相談を受け付ける。
まとめ
このような不祥事は、消費者にとって信用を失う行為でしかないです。
ダイハツの今後に期待ですね