学力が高くないと経済的な幸せは得られないというイメージは今でも強く持たれているようなのですが、今は「いっぱいお勉強をしました」的な人を雇う側が以前のようには高く買ってくれなくなってしまったので、 実際には高学歴でもあまりいいお給料がもらえず、思い描いていた生活がおくれなくて生きるのが苦しいと感じる人はかなり多くいます。
世の中が変わってしまったのにもかかわらずいつまでもお勉強パワーに希望を寄せ続けても何もよくはなりませんが、お勉強する・働く以外にも目を向ければ希望は色々と見えてきます。
お勉強する・働く、にとらわれなければ希望は見えてくる
Newsweekの「日本は学校中退者の7割以上が「希望」を持てない社会」によると、先日の小田急線内で36歳男性が凶行に及んだ要因の一つとして、学業が途中でストップしてしまったことが挙げられるようです。可能性として無くはありません。
日本の場合はが新卒でいい職に就けなければその後の人生が不利になる傾向が強いからなのだそうですが、「お勉強する⇒働く」の枠にとらわれてしまうともし上手く行かなかったらもう希望を見出せないと感じてしまうのも無理はありません。
今までずっと、いわゆるデスクワーク系のお仕事に就いてたくさんお金をもらうことが格好いい姿とされてきたので、そこから大きく外れると幸せになれないと思ってしまうのでしょう。
でも本当はそういうお仕事に就いていても今では普通に途中で捨てられてしまうし、外で物理的に動き回る仕事でもいいお金を稼げる仕事はいろいろあります。
それだけでなく、お勉強する・生身の自分が働く、にとらわれなければもっと効率的にお金を稼げて自分を自分の好きなことに使えるようになるやり方もあります。
中卒からのスタートでも
いわゆるいいお仕事に就けなくても経済的に幸せになることは十分に可能です。中学卒業後、高校へ行かずとも、大人になるまでしばらく家に居させてもらえて、何かの職に就きさえすればできます。学歴が無いことで給料が少なめだったとしてもできるので問題ありません。
実現するにあたって、やるべきこともそんなに難しくはありません。ただ毎月必ず先取りで3万円以上を、働いて得る給料以外の収入源作りのために回し続けるだけです。根気は要りますが、技術的にはむずかしいことは何もありません。実家をベースにしていれば無理なくやれる金額でもあります。
始めてから6年もすれば、どこかに中古の戸建てなどの不動産を買えるようになります。それを貸し出し入居者がつけば、毎月家賃が得られるようになり、これが給料以外の収入を積み上げていくための大きな一歩となります。
毎月の「貯金」をその後も続け、新たに上がってくる家賃を合わせれば、次は最初の半分の時間=3年ほどでふたつめの不動産を買えます。そしてまたこれも賃貸に出して、家賃を得られるようにします。
その後もやるべきことは同じです。毎月の貯金とふたつの不動産からの家賃を合わせればさらに早く今度は2年弱で三つめの不動産を買えます。
その頃になると、そろそろ家には居づらくなるでしょうが、副収入として上がる家賃があれば、実家を出ても十分に生活していけます。それにその後も数年程度掛けてしっかりと同じプロセスを続ければ、さらに副収入を増やしていけます。
ある程度の年齢になったところで今度は高配当が付く株式への投資に切り替えれば、現金に近いものもある程度持っておきつつ配当という収入も稼げるので、将来の様々なライフイベントにも備えられます。
毎月の貯金とすべての不動産からの上がりを合わせれば、年利換算で4~5%の配当が付く銘柄を選べば、毎月平均(実際は多くは6・9・12月などに集中するので)で1万円くらいの配当収入を、毎年積んでいくことが出来ます。
株式や不動産はふだん手が掛かりません。空いた時間を使って何か自分が興味がある分野についてのメディアを育てていけば、そこから広告料を稼げるようにもなります。
これらをすべて合わせれば、始めてから15~20年もする頃には、生身の自分が物理的に働いて得られる給料を大きく上回る規模になっているでしょう。給料と副収入を合わせれば、働く以外の収入が無い人よりもっと稼げているかもしれません。
そこまでたどり着くために、途中で昇給等も必要ありません。学歴が無いことで給与面で不利だったとしても何の問題もありません。それに学力も必要とされません。投資の世界ではそんなものは何の助けにもなりません。
始めてから20年も経てば、デスクワーク系の仕事であれば早ければクビのターゲットになりうる年齢になります。格好いい仕事に就けたからということでそれまで「働く」以外何もしてこなかった人は、突然勤め先から放り出されたらどうにもなりません。
ですが早くからお勉強・働く以外の道を進んでいた場合は、「働く」道が途絶えても他からの上がりでそれまで通りに生きていけるので何ら問題はありません。
学歴が無くても大丈夫。お勉強と労働だけにとらわれなければ、幸せにはなれます。