「黙食」の後は「黙ゲームでだんらんを」。
コロナ禍で大声の会話が敬遠される中、
ジェスチャーでカードの写真の内容を伝える
「声だし厳禁」
のボードゲームが誕生した。
共同開発した聴覚障害者の支援団体は
「コミュニケーションの壁を超える楽しさを知ってほしい」
とアピールしている。
ゲームは
「ジェスチャー泥棒ゲーム MUTERS(ミューターズ)」
4~6人が2人組に分かれてプレーする。
動物や果物、料理などのカードを引いた1人が、仲間と事前に決めた
「シークレットサイン」
を駆使し、その内容を身振り手振りなどで表現する。
仲間だけに伝えられるかどうかが、勝負の分かれ目になる。
いずれも大阪市にあるNPO法人
「サイレントボイス」
と、株式会社「人間」が開発した。
カードの中には、ゴッホの作品「自画像」やオーロラなども。
声に頼らない表現力が問われ、聴覚障害の有無や国籍を問わず楽しめる。
サイレントボイスは、コロナ禍のマスク着用で口元が見えなくなった
聴覚障害者の苦労を知ってもらおうと、
大音量BGMで人為的に軟調状態を作り出し、
買い物を体験するイベントを開催したこともある。
5500円で、通販サイトのAmazonで購入できる。
障害雇用をしている会社であったり、
福祉施設などの機関では障害者との接点があるかもしれませんが、
他の環境ではなかなか接点がなく、障害者を特別な目で見ている部分があります。
そのような壁を無くすために、
ゲームでつながり合うことはとても画期的だと思います。
楽しいコミュニティーが増え、大きな虹の架け橋を。