岸田内閣は、先進的なデジタル技術によって地方活性化を目指す
「デジタル田園都市国家構想」
重要政策に位置付けており、首相官邸で実現会議の初会合を開いた。
具体策などを示した全体像を年内に取りまとめ、既存の
「地方創生」
と連動させて人口減少をはじめとした地方の課題に対処する方針だ。
デジタル田園都市の実現会議は岸田文雄首相が議長で、
増田寛也東大大学院客員教授や
全国知事会長の平井伸治鳥取県知事らがメンバーである。
首相は初会合で、当面の具体策や中期的な施策を示した全体像を
年内に取りまとめるとしたうえで
「地方を活性化し、持続可能な経済社会を実現する」
と意欲を示した。
政府が2014年に始めた地方創生は、東京一極集中の是正が目標で、
地方への移住促進策などを実施している。
これらは今後も継続する方針で、事務局の内閣官房は
「デジタル田園都市国家構想を進めることで、地方創生の施策を強化できる」
と説明している。
別に新設した
「デジタル臨時行政調査会」
は、社会のデジタル化に必要な規制緩和や行政改革を議論する。
また岸田首相は、小林鷹之経済安全保障担当相と官邸で会い、
経済安全保障の法案策定に向けた作業を急ぐよう指示。
唯一の新入閣、林芳正外相は就任記者会見で
「普遍的な価値を守り抜く覚悟、日本の平和と安定を守り抜く覚悟、
人類に貢献し国際社会を主導する覚悟を持って外交を展開したい」
と述べた。
若者不足といわれる地方で、何が起こっているのか。
地方から都会に移り住む若者の意見をまとめてみました。
「仕事も選べない上、給料安いのに車いる。」
「仕事が少ないから」
「結婚したくないのに、それを快く思わない人の存在が生きづらさを感じる。」
「事故が怖いから免許も取りたくない。
免許がなくても自由に行動できる都会に魅力を感じる」
などの意見がありました。
環境整備や、労働問題など、さまざまな課題が山積みです。
デジタル田園都市国家構想の政策に期待したいと思います。