勤め仕事一本に人生をすべてを掛けてしまうのはあまりに危険だから、あるいは減った給料を補うための手段として副業がブームになりましたが、安定的にそれなりの額を稼げている人は少ないようです。それに、やれば時間も労力も掛かかり心身への負担が増えるので、ずっと本業と並行して続けるのも難しいようです。
それでも、ものによってはアルバイト系の仕事のように大きく稼ぐのは難しくてもやればその分は確実に稼げるものもあるので、それを足掛かりにして、徐々に自分の代わりに稼いでくれるものを増やしていくといいかもしれません。
ずっと頼るのではなく、足掛かりとして活かす
プレジデントオンラインの「「サラリーマンの副業は確実に稼げない」それを裏付ける残酷な事実」によると、ここ数年で副業を始めた人は多いものの、半数以上の人の稼ぎは年間で10万円にも満たないとあります。
雇用不安がこれだけ広がっているにもかかわらず、本業以外からの上がりが随分少ないようにも見えますが、それだけまずそもそも何か新しいことに取り掛かるということ自体とそれで安定的に稼いでいく・続けていくのが難しいということなのかもしれません。
一昔前とちがって早ければ30代後半、40代・50代ならわりと普通にいつでも突然勤め先から切られてしまう今の環境下では、本業以外で何かしらの稼ぎを確保しておくことが重要なのですが、実際にはたった年収10万円程度しか稼げずその道に進むのも厳しいとなると、希望が無いように見えてしまうかもしれませんが、心配は要りません。
ゼロから何か新しいことを始めて稼ぐとなると準備に時間も手間も掛かる上に、下手をすれば一銭も稼げずに終わることもあります。ですが当たり前ではありますがアルバイト的な仕事に就けば、大きくは稼げないものの、事前に取り決められた額をほやった分だけほぼ確実に手にすることが出来ます。
少ないとは言っても、週に十時間くらい働けばそれなりの額になります。そしてその上がりは使わずに貯めて置き、ある程度の額になったところで、それを何かお金を生んでくれるものに持ち替えれば、まずは何か一つ「自分自身が働く」以外の収入を持つことが出来ます。
その後もしばらくはそのバイトを続け、同じようにまた上がりを貯めておきつつ新たに手にした収入減から上がってくる収入もあわせることで、給料以外の収入源をさらに増やしていくことが出来ます。
副業としてアルバイトもしくはじぶんのビジネスをやれば、本業に加えて自分に負担が掛かるので、ずっと並行して続けていくのは難しいらしく、本業に影響が出始めたので残念ながら副業を辞めたとか、副業が成功したけど本業を続けるのが難しくなったので将来性がある副業のほうを本業にして業務量を絞らざる得なかったといったことも時々聞きます。元から「副業+副業」みたいな形でなければ、ダブルワークを長期で続けていくのはなかなか難しいようです。年齢を重ねれば段々とキツくなっていくはずです。
ですがこの方法であれば、自分自身への負担を抑えつつ稼ぎを増やしていくことが出来ます。最初にひとつふたつくらい持てば、少し年齢的にダブルワークはキツいかなと感じ始める頃にはまずはバイト的な仕事にはもう頼らなくても良くなります。
その後もバイト抜きでも上がってくる副収入を貯めて置き、それをあらたな収入源作りに回すというプロセスを繰り返していくことで、いつかは本業に近いくらいかそれ以上の額を稼げるところまで行けるようになります。
副業から投資へ
そこまで到達出来れば、職場で起きる出来事をほとんど気にせずに、世の中の情勢の変化などをあまり心配せずに生きていくことが出来ます。
給料やそもそも仕事が入るかどうかは基本的に雇う側の都合や環境次第で、安定はしていません。
でもエッセンシャルワーカーが住む不動産、実需の堅い事業をやっているところの株式、あるいはそれらのモノやサービスを紹介するwebメディアなどを持っていると、自分・他人・外の状態や状況にあまり関係なく収入を得られます。事前に決められたとおりにしか上がってこないので、大きく儲けるといったことは不可能ですが、安定的に稼げるところが安心をあたえてくれます。
人はどうしても歳をとります。歳を取れば働き続けるのは難しくなりますが、「お金にも働いてもらい助けてもらう」戦略であれば、年齢や衰えは気にせずに済みます。
副業を上手く足掛かりとして使い、じぶんの代わりを作っていきましょう。