自民党の岸田文雄新総裁と公明党の山口那津男代表は10月1日午後、国会内で会談し、岸田新総裁選出に伴い、
コロナウイルス対策の強化などを盛り込んだ新たな連立政権の合意文書を確認し、それぞれ署名した。
会談で両党首は、次期衆院選について、政権選択選挙になることから、
自公連立政権の方向性を示した政権合意をしっかりと訴え、
自公両党の候補を選んでもらえるよう全力を挙げる方針を確認。
今後の政権運営では、国民の声を政治に生かしていくことが重要だとの認識で
一致した。
政権合意を受け、10月4日の衆参両院での首相指名を経て、自公連立政権によ
る岸田新内閣が発足する。
連立政権合意では、今後の政権運営の基本方針について、前文で
「謙虚な姿勢で真摯な政権運営に努め、国民の命と健康、雇用と暮らしを守
る」
と明記。
「コロナ禍の克服と力強い日本の再生を成し遂げる」
として、新政権で推進する10項目の政策を列挙した。
まず、コロナ対策について、病床・医療人材の確保や療養体制の整備、適切な
治療の提供など
医療提供体制の再構築を進めると表明。
ワクチン接種の推進や国産ワクチン・治療薬の開発体制の強化を掲げた。
子育て・教育では、
「長期化するコロナ禍の影響から子供たちを守る緊急の支援を実施する」
と明記。
政治改革では、
「政治の信頼回復を図るため、
当選無効となった議員の歳費返納等を義務付ける法制改正の速やかな実現」
を盛り込んだ。
このほか、生活困窮者や孤独・孤立に苦し人への支援や、
女性や若者が抱える課題解決などに
取り組む方針も示した。
党首会談で岸田新総裁は、
「コロナで痛めつけられた国難ともいうべき課題を共に乗り越え、国民生活や
経済を立て直すことに力を合わせていきたい。自公の執行部が政権運営に力を
合わせていくことが重要だ」
と力説した。
山口代表は
「国民の声を聞き、謙虚な姿勢で真摯に政権運営に当たることは自公連立政権
の原点ともいうべきところだ」
と指摘。
「しっかり連立政権を支え、力を合わせて国民の期待に応えていきたい」
と強調した。
会談には、自民、公明両党の執行部も同席した。
コロナウイルスの影響も収まってきた今
経済の立て直しや国民の生活保障が問われてくると思います。
岸田新総裁を筆頭に、自公連立の結束に期待していきたいですね。