やりたくないことをするからお金をもらえる。雇われ仕事ってそういうものなのかもしれません。雇われている限りはあまりじぶんで決められることは殆ど何もなく、人生がどうなるかは勤め先の都合や環境次第となってしまうので、ストレスの少ないじぶんらしい生き方をしたければ、誰かのいうことを聞かなくても稼げるようになるしかありません。
雇われている限り従うしかない
マネーポストWEBの「「課長になってしまった…」有名企業の30代女性社員が出世を嘆く理由」等を見ると、本当は現場仕事を続けたいのにその意思に反して管理職に引き上げられてしまいストレスを抱えている人も多いようです。
でも管理職に引き上げられたくはないと感じるのは女性だけではなく、男性の中にもけっこういるはずです。過去行われた調査等によると、管理職になりたくないという人は7割近くもいるそうですが、そう思ってしまうのも無理はありません。
ポジションが上がれば給料が増えますが、そうはいっても大きく跳ね上がるわけではありません。毎月もらえるベースの額自体が上がるのは確かながら、増える負担に比例して増えるわけではなく、上がっても月額で数万円くらいとかのようです。それに管理職に就けば勤め先の側の人員になるということで、残業代が付かなくなってしまい、トータルで見たら一般社員よりも給料が安くなってしまうこともあるようですから、あまり割に合わないような気もします。
経済的なメリット&デメリットを見ただけでも、もうすでに避けたくなってしまうところですが、それ以上に気になるのが、新たに増える心身への負担です。任されたチームの面倒を見ながら自身に課せられたノルマをクリアするとなると、どうしても拘束時間も長くなり自分のケアをする時間を取りにくくなります。合わないタイプの人とも上手くやらないと仕事が回らないし、他人の行動にも責任を取らさせることになるのでストレスも増えます。そうなると健康を害するリスクも上がります。いくらポジションが上がっても、身体を壊したら稼げなくなってしまうのは変わりません。
それなのに、仕事に掛かりきりになってしまったら、将来の何かに備えて他の道を探る・進む準備をするといったことが出来ません…。何も備えることが出来なかったがゆえに、突然出されることになったときには困る人も多いようです。
勤め先に人生を預けない
大雑把に見ると、給料というのは管理職に就かないとそれなりの額まで上がらない構造になっているようです。ところが就けば就いたでリスクも上がるので、本当にメリットがあるのかは疑わしく、しかも就きたくなくても就かされることもあるということで、どこかに雇われ続けて居る限りは、基本的に勤め先に決められた生き方をするしかなく、じぶんが望む形で生きるのはほとんどムリと見てよいでしょう。
それでもずっと雇ってくれる保証でもあるならまだそれでもいいのかもしれませんが、そんな保証をくれるところは今ではほとんどないようです。40代・50代になれば、コスパが悪くなったところで出されてしまうのもわりと普通で、優秀な人であっても、環境の変化や勤め先の都合次第で突然出されるところをこれまでも何度も見てきました。
となると、やはり給料への依存度を下げておくことが、より健康的で自分らしいを生き方をしていくためのカギとなりそうです。
給料以外の収入源、例えば不動産から上がる家賃や株式から上がる配当もしくはwebメディアから上がる広告料などが十分に有れば、給料に頼らなくても生きられます。
給料に頼らなくても生きられるということは、勤め先=他人の命令を聞かなくても生きられる・環境や勤め先の都合を気にせずに生きられるということを意味します。合わない人と無理に付き合う必要もなくなるし、やりたくない/やる意味は無いと感じることをやる必要がないので、ストレスもほとんどなく健康的で、じぶんが望むように生きられます。時々働くにしても、じぶんがやりたい分だけをやる・それ以上はやらないといったことも決められます。
どこかに雇われて勤め続けるだけでいる限りは、ずっと何かしら悩み続けることになりますが、ある程度のお金を貯めて、それを何かお金を生んでくれるものに持ち替えて、新たに上がってくる稼ぎを使ってその数を増やしていけば、給料への依存度は下がり、自由=自分らしい生き方に近づくことができます。
勤めて働く以外にまだ何もしていなければ、 少しずつ給料以外の上がりを増やして、自分の人生と誰かの都合・外の影響とを切り離していきましょう。