「あずきバー」「ベビースターラーメン」「ハイチュウ」
といった日本で有名な菓子を海外で現地生産する流れが進んでいる。
人気の高まりや海外販売の増加を背景に輸出から転換。
味のアレンジなど現地化が進む。
井村屋(津市)は、発売から48年の歴史を誇る人気アイスあずきバーで今秋、
初めて海外生産に乗り出す。
マレーシアの企業と組んで、
「AZUKI BAR」
の現地販売を9月から開始。
イスラム教徒が多いため、現地の戒律に従った「ハラル」認証にも対応した。
現地の嗜好に合わせて甘さを控えめにした。
これまでは日本からの輸入だったため販売価格が高く、
在住日本人や富裕層の購入が多かった。
現地生産品は多くできるといい、井村屋のグループ会社でプロジェクトを担当する北将之さん(44)は、
「現地の人に広く食べてもらいたい。近隣の国にも展開できれば」
と期待する。
おやつカンパニー(津市)は2017年、
主力スナックのベビースターラーメンを生産する初の海外拠点を
台湾北部に建設した。
秘伝のチキンスープの配合を現地の味覚に合わせて調整。
アジアの他地域向けの生産も手掛けている。
森永製菓は、15年に米国でハイチュウの生産を開始した。
今ではウォルマートなど全米の小売店の店頭に並ぶほど大人気となっている。
東京五輪では、選手村やコンビニなどで手に入る日本のお菓子が
各国関係者の間で好評だった。
日本の味が各国に広まり、日本が今よりもっと世界に愛されるようになって
活気ある日本に戻ってほしいものですね。