インターネットの会員制コミュニティー
「オンラインサロン」
で、副業や投資のノウハウを学べるなどと勧誘し、トラブルになるケースが増えている。
新たな会員を強引に勧誘させるとの報告も多く、国民生活センターが注意を呼びかけている。
主催者と会員が気軽に交流できるオンラインサロンは、コロナ禍で人のつながりが希薄
化する中、帰属意識を求める人などの間で人気が高まっている。
40代の女性会社員は今年、インターネット交流サイト(SNS)で知り合った友人の誘いで
「ネットビジネスのノウハウを学べる」
という月会費2万円のサロンに入会した。副業による収入増を期待したためで
「新たな会員を紹介すれば報酬が得られる。月額最大45万円も目指せる」
との誘い文句も魅力だった。
しかし、実際は教わったノウハウに従っても収入は増えず、リーダー格のメンバーからは
新たな会員の紹介を繰り返し求められた。
入会金などを含め、約15万円を出費したという女性は
「稼げるのはリーダー格だけ。夢見たのが軽率だった」
と後悔する。
国民生活センターによると、オンラインサロンを巡るトラブルの相談は2020年度に約200件に上り、前年度の3倍に急増。
主催者の連絡先や解約方法などを記載した契約書類を交付されず、退会手続きすら取れない事例もあるという。
同センターは
「入会に関するSNSのやり取りは保存し、話が違うと思ったらすぐに相談して」
と呼びかけている。
コロナ禍で、このような悪質な儲け話が横行しております。
私の知り合いも、YouTubeの広告で良さそうな副業があると参加し、
数十万のお金をつぎ込んだものの、元を取ることが全くできず、騙されたと嘆いておりました。
「自分は大丈夫」などと思わず、「自分も詐欺被害に遭うかもしれない」と常に被害に遭わないよう警戒し、行動していきたいものですね。