車に設置したカメラで映像や音声を記録するドライブレコーダーが人工知能
(AI)を搭載し進化している。
ドライバーのわき見や居眠り運転を警告し、事故発生時には詳細なリポートを自動作成。
発生後だけでなく、予防にも役立っている。
「ピピン」といった警告音が鳴り響き、
ドライバーが2.5秒以上わき見運転すると、
車内を撮影しているドライブレコーダーが以上を検知し、警告音がなり続けるという。
開発したのは米AI企業
「ナウト」
日本でも社用車などに導入が進む。運転席のカメラが車内外を常時撮影する。
AIの画像認識技術でドライバーの顔の様子や手、肩の動きなどを総合的に分析し、
わき見や居眠りを知らせる。
同社の調査では平均で約20分に一回わき見をする。スマートフォン利用時やたばこを
吸う人が事故を起こす割合が高く、カメラはスマホにたばこも認識する。
ドライバーも識別し、わき見や事故が多い人も見つけ出す。万が一事故を起こすと、
AIや日時や場所、損傷程度、信号の状況などの動画付きリポートをすぐに作成し、
運行管理者にメールを送る。
ナウトジャパン(東京)の井田哲郎代表は
「映像という客観的なデータから兆候を早い段階で見つけ出せる」
と説明した。
スマホでゲームしながら運転するなど、わき見が原因の事故は後を絶たない。
一般社団法人日本事故防止推進機構の上西一美理事長は
「これまでわき見運転で事故を起こさなかったとしてもそれは偶然だ。技術の力で事故
は減らせる」
と指摘した。
以前、ニュースでタクシーが歩道に突っ込み、6人が死傷する事故が起きました。
タクシーを運転していた山本斉さんは重体で病院に搬送されていましたが今月の12日、死亡が確認されました。
死亡したタクシー運転手の死因は、くも膜下出血ということでした。
このような悲惨な事故が相次いでいることに、とても胸が苦しいです。
「AIの力」
で、そのような事故が減っていくように願うばかりですね。