パラリンピック開幕へ
2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックで、過去最高の銅メダルを獲得した車いすラグビー。
当時から主将を務める池透暢(いけゆきのぶ)選手=日興アセットマネジメント=は
「東京パラリンピックの開催が決まって認知度も高まってきた。未来を作る新たな一歩になる。
そのためにも金メダルを取りたい」
と願いを込めた。
18年の世界選手権で優勝し、19年秋の国際大会でも3位に入った。
強豪としての立場を確固たるものにしてきたが、コロナウイルス感染拡大でチームの活動は大幅に制限された。
20年2月中旬以降は、代表活動が休止に。
7月に再開されたが、参加人数は限られた。池選手自身も高知を拠点としており、合流は遅れた。
個人練習が中心で、対人練習ができず、
「フルコンタクトでガンガンやるには危険な状態だった。」
それでもトレーニングを積み重ね、今年2月に行われた体力測定では、過去最高の数値を記録した。
「パラが昨年行われていれば、とは思いたくなかった。自分の中では、今すぐいける状態。」
頼もしく言い切った。
意気込みを問われた池選手は
「最高の準備で、最高のパフォーマンスをして金メダルだったら、それが一番。開催されてよかったと
思われるような大会にしたい。」
謙虚な言葉に、自身がにじんでいた。
先日、パラリンピックの開会式を生中継で鑑賞しとても感動いたしました。
このような状況で不安な中、ハードな練習をこなし集い合った勇姿は、暗い雰囲気に光を当てていました。
無観客ではありますが、テレビの裏側で声援を送りたいと思っております。
「スポーツを通し人間育成と世界平和を!」