たぶんどんなに「いい職場」と呼ばれるところに属していたとしても、誰かしら自分と合わない人がいるというのが、勤め仕事の最大の難点のような気がします。ある意味、怪我・病気リスクや無収入リスクよりも深刻な問題かもしれません。
普通は誰を雇うかは事業主が決めるので、集まった人たちと「合う/合わない」はほとんど運で決まってしまいます。合わない人と長い時間を過ごすとなると苦痛かもしれませんが、労働が唯一の収入源の場合は耐えるしかありません。
でも他に収入源を持っていれば、それをガマンしないことも選べます。なるべくストレスフリーで生きたいのであれば、ほぼ自分一人でお金を稼げる体制を作っておけば良いのです。
他人とのやり取りで気疲れする
ITmediaビジネスの「仕事を「辞めたい」と思う会社員は35% 「他にやりたいこと」や「仕事量」を抑えて最多となった理由は?」によると、やはり一番の理由は今も昔も変わらず「職場の人間関係」だそうです。
職場というところには色んな考えを持つ人が集まるので、何をどれだけやってどう進めるかを決める際にもよく揉めたりします。考えが合わない人と繰り返しぶつかり合えば、それを成長の機会とかwin-winの関係を築くためのプロセスとかポジティブにとらえられれば良いですが、多くの場合は激しいやり取りで疲弊してしまうので、上手く調整してくれるような人が周りに居なければ段々雰囲気も悪くなり、人によってはそこに居づらく感じるようになります。
上司と部下というようにポジションに差がある場合は、合わないとさらにキツそうです。命令に逆らえばその後やりにくくなるのでぶつかるのは難しく、時には一方的に何かを言い聞かされたりすることもあるでしょうから、もっとストレスが大きいかもしれません。
しかも通常はその合わない人たちとも少なくとも数年間くらいは共に過ごすことになるはずです。その間ずっとガマンさせられるのはかなり負担が大きそうです。実際それが原因で身体を壊してしまう人も居るくらいですから深刻です。
でも残念ながら職場が「雇われた先」の場合は、どうにもなりません。通常はスタッフとして誰を入れるかは事業の責任者が選んで決めたりするので、じぶんがその地位にでもつかない限り状況を変えようがありません。でもそうなれるまでにはあまりに時間が掛かり過ぎます。
最近になってあまりに不当な扱いをされたりした場合には改善を要求すれば対処してもらえるようにはなってきたようですが、見ているとそれでも一度そういったことが表に出ればその後の関係が上手くいかないケースも多いので、人間関係というのはどうにもならない部分が大きいようです。
人に合わせたり不合理をガマンする必要が無い
人間関係に深く悩まずに済むようにするには、職場から上がる給料への依存度を下げるのが一番です。「自分にはもうひとり別の自分がある、何があっても別に困りはしない」は大きな武器となります。
もちろんそれを変に普段からひけらかすようなことはすべきではありませんが、 クビを怖れる必要が無いので、思ったことを何でも言うことができます。すると一目置かれるようにもなるし、どう考えても不合理あるいは不当と思えることは堂々と突っぱねることが出来ます。うるさい奴だと思っている相手の側はじぶんと同じタイプの人間でもない限りは何もすることができず、逆にストレスを感じることになるので、近づかれずに済みます。
そうなるのは、技術的には難しいことは何もありません。勤め先から上がるお金を必ず毎月一定額先取りで貯めていき、ある程度の額になったところでお金を生んでくれるものに持ち替える。そしてその後も毎月のその貯金と新たに上がってくる収益を合わせてことで、さらにその数を増やしていくだけです。数が十分になり、稼ぎが毎月の給料を上回るようになればゴールです。
投資をすることで、お金の心配を減らし、人間関係の悩みを断てば、人生における悩みの種の大部分は消えて無くなることになります。それらがなくなればほぼストレスフリーで生きていくことが出来ます。