労働は多くの人にとって生計を立てるために必要でもあるし、とうとう物でもありますが、それ一本に頼って生きようとすると、人生が苦労だけで終わってしまう可能性大です。働いて得られる対価がここ20~30年間ずっと横ばいか少し落ちているからです。
生活が苦しい、だから時間やお金に余裕を持ちたいと思ったら、働く以外の収入を増やしかありません。
何もしないための言い訳
この先は労働だけでは生活が苦しくなるのはほぼ確実なのに、 東洋経済オンラインの「日本人の「投資への高すぎる壁」壊す逆転の発想」によると、そうした状況にあっても労働以外の収入源を確保する方向で動く人が少ない理由としては、主に「知らないから=学べる機会がないから」「始めるのが面倒だから」だそうです。とても単純で納得の理由で、今も昔も変わらないようです。でもそれくらいのことなら解決は簡単です。
知らないから出来ない=どうやったらいいか学ぶ機会が無い、というのは分かります。これにもあるとおり、そもそも日本だと給料以外の収入源たとえば家賃や配当や広告料や印税などを持っている人の割合が大雑把に見て5%程度(別の調査結果などによると3%程度と出ていたりしますが、とにかく少ないのは確かで)とアメリカなどと比べると非常に少ないので、すでにやっている人に会う機会も少ないでしょうし、「これからは投資が必要だから「 貯蓄から投資へ」の具体例を今から育つ子どもたちや新しい世代に教えろ」と言われたところで自分がやったことがなければ他人に教えることはできません。
でも今は先に始めた人たちが、やり方を公開してくれています。何が正しいのか+自分に合っているかは見極めないとなりませんが検索すればいくらでも知ることができるので、不動産にしても株式にしてもwebメディア等にしても、わざわざ高いお金を払ってスクールに通ったりしなくても始めることが出来ます。
二つめの「 始めるのが面倒だから」 というのも単なる言い訳にしかなりません。投資でなくて全く別のことであっても何か新しいことを始めるにはきっかけや後押ししてくれるもの/コトが必要だったするので、結局やらずじまいになってしまうのも分かりますが、それでもよく考えてみてください。確かに新たに不動産や株式やwebメディアなどを持つ前には色々学んだり探したり一度軌道に乗るまで色々手を掛けるといった手間は掛かりますが、勤め仕事を頑張り続ける苦労に比べたら、はるかに少ない時間と労力で済みます。それでいて勤め仕事よりも堅いし頼りになるので、勤め仕事以上に頑張る価値はあると思うのです。
もうひとつ、投資する気にならない理由としては過去の銀行預金に付いた利子の高さも挙げられるそうですが、預金に毎年数%の利子が付いたのはもう20~30年も前の話です。昔を懐かしんだところでその頃の利子が付くわけでもないので、そろそろ過ぎ去ったものと認め、ちがう新たな方法を学ぶべきです。
勤め一本で生きるほうがもっと怖い
それなのに始める人が少ないのは、単に知らないものは怖いからというだけかもしれません。でもこれも、怖ければまずは小さく始めればよいのです。投資=大きな元手が必要とイメージされがちなのですが、少額でも始めることはできます。不動産は数十万円くらいから出ているし、株式にはミニ株という制度もあり、webメディアなどはすでに実績のあるものでも数十万円程度しかしません。
仮にもし上手く行かなかったとしてもその程度の額で済みますし、上手く行かなかったからといってそれらが消えて無くなるわけでもありません。宝くじや馬券とちがって手元にそれらはまだ使えるものとしては残るので、活かしてまた稼ぐことだってできます。
色々教えてもらう前に継ぐことになりいきなりのスタートで、それに加えて新しことも始めましたが、やってみるとなんてことはありません。ギャンブルをしているわけではないので心配になることもないし普段あまり手も掛かりません。それに何とどれくらい関わるか+どれくらいやるかも自分で決めることができるので、勤め仕事よりも気楽です。
雇う側の都合や環境次第でいつでも簡単に断たれてしまう給料という収入源一本だけでそこそこ幸せになれる確率はほとんどありません。まだ何も始めていないというのであれば、まずは先程の記事中にもあるとおりファンド類などで始めて(これでもまだハードルが高いそうですが…)投資がどういうものか基礎を学び、そのあといよいよ本格的に、定期的な上がりを生んでくれる不動産や株式やwebメディアなどを始めてみるといいかもしれません。