日々の生活の苦しみから抜け出したい。そう思ったら、「働く」以外の道に目を向けましょう。
「働く」の世界の大部分は他人のものなので、じぶんで変えられるものは殆どないのですが、それ以外の世界は逆に基本的にはじぶんのやり方次第。上手くやれば大きくすることもできるし、本当に自分のものになるので、そちらに力を入れるほうが断然お得です。
ブラックに尽くすな
ここでもいつも学歴は不要と言いながらも、そうなると確かに現実には見つかる働き口は弁護士ドットコムニュースの「息子が入ったのは「ブラック企業」 どこを受けても「面接→即採用」、地方運送会社の厳しい現状」などにもあるように、身体を使うキツいもの系にはなりがちです。運送でなければ他には例えば同じように人が足りないとされる建設関係や介護などの福祉系でしょうか。
そういう実情を見るとやはり大学には行かせてやりたいと思う親たちの気持ちも分からないではないですが、大学に行かせてデスクワーク系の仕事に就けたとしても、ブラックな形でなければ事業が成り立たない職場はいくらでも存在します。キツいのは身体を使う系の仕事に限ったことではありません。
しかも一生デスクワークを続けられるならまだしも、競争環境が厳しくなっていることや機械による置き換えが進んでいること等もあって、今は途中で放り出されるのも普通です。その後は同じ職に就きたくても見つからず、最後に行きつく先は身体を使う系の仕事になることが多いようなので、やはり大学には無理してまで行くほどの価値はありません。
どの仕事に就いていようが辛いのは結局同じです。一生懸命頑張ることは良いことですが、勤め仕事を頑張り過ぎることの難点は、いくら頑張ったところで、その頑張りが自分のものにはならないというところです。働き手の頑張りによって勤め先の稼ぎが増えればオーナーが得られる稼ぎは増えますが、働き手のほうは、その頑張りから半ば自動的に繰り返し稼ぎを得るといったことが出来ません。お金が欲しければ、ずっと同じように働き続けるしかありません。
頑張りが認められれば給料が増えたりもっと上のポジションに就けられたりしますが、すぐにもらえる金額が増えるわけではないし、増えるにしてもそれほど多くはなくて、ポジションを与えらても責任が重くなり、健康を害するリスクももっと高くなります。格好いいから頑張りたくなる、でも実際には上手く使われているだけで少し古くなったら捨てられます。
このように「働く」一本で生きる限りは、「キツい」「辛い」から逃れることが出来ません。
ブラックを踏み台にして、自分のものを増やす
もし仮に一生キツい仕事にしか就けないのであれば、労働一本で生きる限りは一生苦しい思いをするだけで人生が終わってしまうかもしれません。
ですが働きながら徐々に給料とは別の収入源を増やしていくことで、最終的にそのキツさ・辛さから抜け出ることが出来ます。
働きながら給料の一部を毎月必ず数万円くらい先取りで貯金をして、ある程度の額に達したらそれを何か、環境や人の都合にあまり左右されずにお金を稼ぎ続けてくれるもの=たとえば不動産や株式やwebメディアなどの収入源に持ち替える ⇒毎月の貯金と手に入れた収入源から上がる稼ぎを貯める ⇒ある程度の額に達したら、また同じように新たに収入源を持つ…を繰り返すことで、給料以外の稼ぎが増えていきます。
そのプロセスを続けることで、始めてから10年経つ頃にはまず給料の半分くらいに、そしてさらに数年~10年経つ頃には給料とほぼ同額かそれ以上に副収入を稼げているはずです。そこまでたどり着くと、もはや「仕事や給料が…」なんてどうでもいいことでしかありません。
給料への依存度を下げる=ブラックなところを踏み台にして本当に自分だけのものになるものを増やすこと。「生活に追われる」を防ぐためにはどのような職に就いていようが重要なことです。