・今の自分の状態を知ろう
コロナウイルス感染拡大による自粛生活が続き、ストレスを感じない人はいないでしょう。
特に活動的で交流を求める若い世代は、自分が思う以上にストレスが溜まっているかもしれません。
エネルギーを発散できる場がない状態は苦痛だと思います。
都心になるほど一人暮らしのほうが多く、普段なら他者との交流でストレス解消や癒しを得たりできますが、
今は気軽に友達とご飯を食べたり遊びに行ったりもできず、仕事もリモートワークがメインとなると、孤独を感じがちです。
この「孤独ストレス」こそ、最も気を付けてほしいことの一つです。
積み重なると、気持ちが抑うつ状態になり、さらに進んでうつになると治療に時間がかかります。
そうなる前に心身の状態に気づき、上手にストレスを解消することが大切です。
ビデオ通話などを使いながら、普段よりたくさんコミュニケーションをとるよう心がけましょう。
・何よりも大切なのは「睡眠」
ストレスに気づいたら、まず大事なのはしっかり眠ることです。
ネガティブな気分や体の不調は、睡眠不足になればなるほど悪化します。
働いている人は最低6時間以上の連続した睡眠が基本ですが、疲れ具合や体調により増やしていくほうがいいですね。
不規則な睡眠も体調を崩します。
テレビやYouTubeなどを見て夜更かしし、昼夜逆転生活にならないように、遅くとも午前0時前後には寝て、
朝日を浴びる時間に起きるのが理想ですね。
熟睡するためには
①夕方以降のカフェイン接種を避ける
②夕食やお酒は寝る3時間前までに取る
③寝る1~2時間前からパソコンやスマホに触れない
④寝室は暗くし、エアコンなどを活用し適切な温度に保つ
などがポイントです。
・いい加減な食事は、うつを招く
侮ってはいけないのが食事です。
身体に必要な栄養が不足すると、意欲や集中力の低下につながり、疲労の蓄積も激しくなります。
赤(肉・魚・大豆製品・乳製品)、黄(ご飯・パン・麺類・油類)、緑(野菜・海藻・果物)の栄養グループを、
ほぼ同じ割合程度で取るよう心がけましょう。
赤は筋肉や血液、ホルモンなどを作るたんぱく質。黄はエネルギーになる炭水化物や油類。
緑は体の調子を整えるビタミンやミネラル。理想的な目安は、1食あたり赤は手のひら1枚分、黄は握りこぶし1個程度、
緑は手のひら1枚以上です。
「残業で夜遅くしか食事できない」
とよく聞きますが、その場合は、帰宅後にドカッと食べるのではなく、午後8時くらいまでに職場でまず黄(おにぎりなど)を食べ、
帰宅後になるべく油を避けた調理法での赤(肉や魚)と緑(野菜)を、腹5~7分食べる「分割食べ」がおすすめです。
この季節は食事がそうめんだけとか、サッと済ませたりしがちですが、夏バテすると気分も落ちますので、栄養には気を付けたいです。
ストレスサインにいち早く気づき、食事・睡眠を正しく行い、ストレスフリーに近づけるよう生活を送っていきたいですね。