老後についてはよく「ヤバいヤバい」とはよく言われてはいるもの、数字をよく見るともし何も備えが無かったとしてもなんとかなる(*ただし誰かが助けてくれるということではなく、じぶんで対処することにはなりますが…)ようなので、少し心配し過ぎなのかももしれません。
将来(老後)は暗いと言われているものの
幻冬舎ゴールドオンラインの「年金「月14万円」…手取り28万円労働者の「残酷すぎる老後」」のよると、将来のライフプランがある程度できているという人は、現役世代の中で約4割程度しか居ないそうです。2年前の意識調査の結果からは、先行き不透明で経済的にも貯金をする余裕もないという実態が見えてくる・それゆえ将来は明るくないらしいのですが、記事中の他の数字を見るとそうでもなさそうにも思えます。
現役世代の人たちは自分の生活や子供の養育等で精一杯なところもあり、たしかに老後に備えてお金を貯める余力はあまりないかもしれません。でもこれによると単身者の年金受給額の月額平均は男女を合わせると約14万6千円とあり、一方で支出についても総務省の統計などによると30~59歳の現役世代の単身者(男性)の平均的な支出額でさえ月額約15万円くらいとありますから、高齢になってからいきなりそれが跳ね上がることは無いでしょうから、年金収入で生活費の大部分がカバーできるようです。
年金機構のパンフレットにも実際すでに引退した人たちの51%は年金収入だけでも生活ができているとありますから、年金は頼りにならない・掛けていても意味は無いとか言われてはいますが、この先も多少額が落ちることがあったとしてもそれでもメインの収入源としては機能してくれそうです。
残り49%の人たちはおそらく働くなどして少し足りない部分をカバーしているのでしょうが、その足りない部分もとてつもなく大きい額というわけではありません。数字を見る限りではせいぜい月額数万円程度で、それならアルバイト的な労働で何とかカバーできる範囲のはずです。
一昨年騒がれた「老後2,000万円問題」報告書にも、夫婦二人の老後の生活費が毎月足りない部分は約5万円程度とありますし、二人で2~3万円ずつくらいなら単身者の場合と同じようにキツい仕事に就かなくても何とかなりそうです。
そう考えると、「年金がヤバい」「貯金が無いと老後は暗い」系のものはちと煽り過ぎの部分もあるのかもしれませんね。年金に期待は出来ない・自分で何とかしないと生きられないとは言いながらも、試算するときには必ず年金が入っているので、これをメインの収入源としてかなり期待しているようです。額は減っても頼れると本当は認めているわけですね。
ちょっとしたひと工夫でもっと気楽に生きられる
ただそれにしても、歳を取れば働くのがキツいのは事実のようです。周りで早朝に働く高齢者に試しに聞いてみた限りですが、昔より健康そうに見えたとしても60を過ぎれば身体には負担が大きいらしく、月額数万円程度の労働で何とかなるとはいってもやはりキツいのた確かなようで、続けたくても70が身体の限界かな…と言う人もいました。
そうなると足りない部分は少し切り詰めたりガマンも必要になるので、「働く」でカバー可能とはいっても、無理して働かずしてカバーできる体制を築いておくほうが、ゆったりと暮らせそうです。
月額数万円程度の不足をカバーするのであれば、webメディアなどは高齢でいきなり始めるのは手も掛かるしムリでしょうが、中古の戸建てなどの不動産1つか高配当が出る株式であればじっくりと時間を掛けて約1,000万円分くらい買い付けておけば、家賃や配当の上がりを得られるので十分に可能です。
ちょっとしたひと工夫で足りない部分のカバーは出来て、もっと別の自分が本当にやりたいことをやれる余裕も持てるので、「働く」以外の方法についても目を向けて学んでおきましょう。