普通にたくさん勉強して働く。そうするだけでそこそこ経済的に幸せに生きられた時代がありましたが、もうそれは過ぎてしまいました。この先は、何をやったらどれだけ稼げるのかをよく考えないと、経済的・時間的な余裕は得られません。
働く・貯金する、だけでは幸せになれない
現代ビジネスの「金融リテラシーが低い日本人が「投資に踏み切れない」歴史的理由」などによると、 これまでは一生懸命働くだけで大体の人がそこそこの給料を得られ、稼いだお金をただ銀行に預けておくだけでも年利数%という高い利子が付いて最後にそれなりの金額のお金を持つことが出来たので、「働く」「お金を貯める」以外のことにはあまりにも不慣れ過ぎるとあります。
でも環境も大きく変わり経済の伸びしろもなくなると、それはできなくなります。雇用を保つこと自体が難しくなっているので、定期の自動的な昇給や定年までの雇用の保証など望むのはまずムリな話で、もらった給料の一部を銀行に預けてもほぼゼロに近い利子しか付きません。
それなのに20年経ってもまだ考えを変えきれずに居る人はかなり多いという印象です。あれこれ深く考えずとも周りと同じことをやっていたらそこそこ食える、という時間があまりに長く続きすぎたのかもしれませんね…。
変えられない理由ももちろん理解はできます。やったことがないもの、知らないものを見れば誰だって怖くなります。そのせいで結局やらずじまいという人も多いのでしょう。それにもし知りたくても、やってみたくても、知っている・実際やっている人がそもそも周りにほとんど居ないので、教わる機会もないといった事情もあるかと思います。
でもどこかの時点では始めてみないと、結局何も分からずじまいです。しかも「働く」についても「貯金する」についても古き良き時代は戻って来ないので、変えなければそのまま沈みゆくままです。○○が悪い、時代が悪い、とダラダラ文句を言い続けているうちに人生が終わってしまいます。
だれだって最初はみんな初心者
怖いのであれば、 まずは先程の記事中でも触れられていたファンド類から始めてみるのもいいかも知れません。ただこれらは基本的には最後に売って大きなお金の塊を作るためのものなので、貯金と然して変わらない部分もあるので、ずっと稼ぎ続けてお金についての安心を得るためには、それ以上先へ行く必要があります。
それもまずは小さく始めてみればよいのです。投資と聞くと大きな元手が必要なイメージがありますがそんなことはありません。不動産なら中古であれば安価なものはたくさんあり、たまにその中に状態が良い長く使えるものが混じっています。株式にもミニ株という一株から買える制度があります。webメディアなども安いものは数万円程度からあり、そこそこ稼いだ実績のあるものでも数十万円程度で買えます。
やり方について悩んだら、持っているスマホで調べればよいだけです。スクールを探す必要もありません。何が正しいかは自分で見極めなければなりませんが、いまは何でも検索すれば大体のことが分かります。
失敗も次に生かせばよいだけのこと。もし最初に上手く行かなくても損失としては、先程触れたくらいの額で済みます。借金しなくても始められるので、最初から手に負えない規模でやるような無茶をしなければ、世間でよく言われるような「大きな借金だけが残る」ような致命傷になることはありません。それに失敗しても、買ったもの自体が消えるわけではありません。持っていれば改善して活かす等もできます。
小さく始めれば、失敗を通して学び、成功に近づくことができるので、過度に怖がる必要はありません。仕事でも投資でも、みんなだれだって最初は初心者です。