先月21日、コロナウイルス感染症対策の切り札と期待されるワクチン接種の加速に向け、
企業や大学などが自ら会場を設けて行う職域接種が、本格的に始まりました。
政府の集計によると、18日午後5時時点で3479会場から実施申請があり、接種予定者は計1373万人に上る。
河野太郎行政改革担当相は6月20日の日本テレビ番組で、職域接種について
「現役世代が通勤・通学先で打てれば、かなり便利ということで始めようとしたが、思った以上にすごい感心だ」
と期待感を示した。
大企業によると職域接種は、すでに全日本空輸や日本航空が先行してパイロットらを対象に開始している。
6月21日以降は、ソフトバンクグループが近隣に住民らも含めて約25万人を目標に接種を本格化している。
他の企業も同日から接種を順次進め、日本郵政グループは年末までに約24万人を目指す方針だ。
森ビルとセブン&アイ・ホールディングスはそれぞれ約10万人、トヨタ自動車は約8万人への接種を計画しており、
接種のスピードが一気に加速しそうだ。
大学を会場とした接種は、6月17日昼時点で174校が申請。このうち6月21日からは国立の東北大、大阪大、徳島大、私立の慶応大、
関西大など計18大学で学生や教職員らを対象に接種が始まる。
学校や会社でのワクチン接種は、集団感染を防止するうえで大きな期待が持てますね。
オリンピックがもう間もなく開催されますが、大きな惨事にならないことを願いたいと思います。