横浜市立大の研究チームは13日までに、米製大手ファイザーのコロナワクチンを2回接種した人の9割が
日本で見つかっているほとんどの変異株に対する
「中和抗体」
を持っていたとの研究結果を発表した。
中和抗体はウイルスの感染を防ぐ作用があり、ワクチンは変異株に対しても予防効果が期待できるとしている。
南アフリカ株やインド株といった一部の変異株は従来のウイルスに合わせて作られたワクチンの効果を弱めてしまう可能性が指摘されていたが
チームは、独自に開発した中和抗体の有無を迅速に推定できるシステムを使い
ワクチン接種を受けた日本人105人の血中に、7種類の変異株などに対する中和抗体があるかどうかなどを解析した。
その結果、2回の接種を完了した後は、99%の人で国内に広がっている従来株への抗体が確認できた。
一方、国内で多く見つかっている英国株と南アフリカ株、ブラジル株では90~94%だった。
最近問題になっているインド株については97%が抗体を持っていた。
7種類の変異株と従来株のすべてに抗体がある人は約9割で、その割合は接種一回目よりも二回目のほうが、効果が高いことが分かった。
ワクチンの普及は感染者数を大幅に減らすでしょう。
しかし、そんなワクチンも批判的な意見も一部あります。
今年の2月、インドではファイザー社のワクチンの強い副反応に関する複数の報告を理由に、このワクチンの安全性の承認を見送ったそうです。
インド保健家族福祉省医薬品規制当局は
「ファイザー社のワクチンは、インド以外の一部の国で接種後の障害、全身的なアレルギー反応、アナフィラキシーショック、その他の重篤な副反応が報告されているため、当局はこのワクチンの承認を却下した」
と表明したという。
ファイザーのワクチンを日本は推進しています。
自分の体調面やタイミングなどを考慮したうえで、信頼できるワクチンを接種するのが良いのかもしれませんね。