暗号資産に興味があっても、種類が多すぎてどれを選べば良いのか分からない人も多いでしょう。そのような人には、Venusがおすすめです。Venusには利益を出しやすい特徴があり、初心者でも資産運用しやすいのが魅力です。また、信頼性や安全性も高く、多くの投資家から注目を集めています。今回はVenusでできることや今後の展望などを解説していくので、是非参考にして下さい。
Venusとはどのような暗号資産?何ができるの?
Venus (ヴィーナス)は、暗号資産取引所バイナンスが提供している暗号資産プロジェクトです。これはDeFiと呼ばれる、分散型金融プロジェクトにあたります。独自のバイナンススマートチェーン上で、低コストかつスピーディーな取引ができるのが魅力です。バイナンスには集権型金融であるCeFiと分散型金融であるDeFiを結びつけたいという思いがあり、Venusの立ち上げはその第一歩であると位置付けています。Venusでは暗号資産の貸し出しや借り入れ、独自のステーブルコインであるVAIの発行を行うことが可能です。ここからは、このVenusでできる3つのことについて詳しく見ていきましょう。
・暗号資産の貸し出し
自分の保有している暗号資産を、Venusに預けることができます。Venusではビットコインといったメジャーな通貨だけでなく、マイナー通貨も預けることが可能です。その預けた暗号資産は他の利用者の借り入れなどに利用されたりするので、利息を得ることができます。また、VenusのトークンであるXVSも付与されるのが特徴です。
・暗号資産の借り入れ
暗号資産を担保にして他の暗号資産を借りることもできます。その際、預けた暗号資産の最大60%まで借りることが可能です。もちろん利息を払う必要があります。
・VAIの発行
暗号資産を預けて、ステーブルコインVAIを発行することが可能です。預けた暗号資産の価値の50%以下の範囲で発行することができます。発行手数料は無料です。
ステーブルコインって?
ここでステーブルコインについても確認しておきましょう。そもそも暗号資産は国家や中央銀行が発行する法定通貨とは違い、裏付け資産がありません。そのため、社会情勢や利用者の需要と供給のバランスなど、様々な理由によって価格が変動しやすい点がデメリットとなっています。このデメリットを解消した形の暗号資産がステーブルコインです。ステーブルコインには、価格を安定させるための手法が3つあります。
・法定通貨担保型
このタイプは円やドルなどの法定通貨との交換比率を固定にすることで、価格を安定させるのが特徴です。ステーブルコインの発行元が、コインの発行量と同じ量の法定通貨を保有することで信用を担保している仕組みとなっています。デメリットは、コインの発行元が保有した法定通貨を不正に利用した場合、コインの価値が急激に下がるリスクがあることです。
・暗号資産担保型
こちらは暗号資産を担保にコインを発行することで、価格を安定させようとするものになります。仕組みは法定通貨担保型と同じです。担保にする暗号資産自体価格が不安定な面があるので、発行するステーブルコイン以上の量の暗号資産を担保にする必要があるのはデメリットと言えるでしょう。
・無担保型
無担保型はその名の通り担保はなく、コインの発行量を調整することで価格を安定させようとするものです。具体的には、需要が+K3供給を上回っている時はコインの発行量を増やし、需要が供給を下回っている時はコインの発行量を減らします。中央銀行の金融政策と同じような仕組みですが、これを自動で行うことになります。ただしこのタイプは、そのステーブルコイン自体の市場規模が安定して拡大していかなければ成り立たないので、実現は難しいと言えるでしょう。
Venusで発行されているステーブルコインVAIは、ドルとの交換比率が1:1に固定されている法定通貨担保型です。ステーブルコインの中でも特に価格が安定しているタイプなので、信頼できると言えます。そしてVenusで暗号資産の貸し出しや借り入れ、VAIの発行を行いながら資産を上手く運用して利息を得るという訳です。
Venusの特徴
Venusの今後の展望を考える際に注目したいのが、利益を得やすい仕組みがある点でしょう。例えば、暗号資産の借り入れの利息についてです。借り入れですから利息を払う必要があるのですが、実はVenusでは借り入れでもXVSという形で利息を得ることができます。しかも支払う利息の利率よりも貰えるXVSの利率の方が高いこともあり、借り入れでも利益を得ることができる訳です。また、発行したVAIを運用することで利益を得ることもできます。
例えばVenus上でVAIをステーキングするだけで報酬としてトークンXVSを受けとることができ、年利は2021年2月には40%を超えていました。XVSは、トレードや他の通貨への換金などに利用できます。XVSの価格は2021年4月には約12000円となっており、常に上昇傾向にあることも確認できました。今後投資家が増えることも予想でき、さらなる価格の上昇が期待できるでしょう。提供元のバイナンスは今後新しいトークンや、固定金利の賃借マーケットなどの新規機能の導入も考えています。以上のようなことから、Venusは将来的にさらに発展していくと言えるでしょう。
Venusで賢く利益を出そう
Venusの提供元のバイナンスは、他にも暗号資産取引所を運営している確かな実績のある会社です。Venusには利益を出しやすい仕組みがあり、今後利用する投資家も増えることが考えられます。発行できるVAIやトークンXVSの価格も今後上昇することが期待でき、将来性があるでしょう。初心者でも安心して利用できるので、是非Venusで計画的に賢く資産運用してみて下さい。