お勉強パワーの劣化が止まりません。競争環境が厳しくなればなるほど、より効率化・自動化が求められるので、頭脳労働とかよばれていた分野で人が機械に置き換えられていき、あまり多くの働き手が数が要らなくなっていきます。
つまり徐々に「一生懸命お勉強しました」「いっぱい働く」だけではお金を稼ぎにくくなってきていて、コロナ禍とは関係なくこれからも競争が緩くなることは無さそうなので、この流れは多分止まってくれません。
「お勉強する⇒いいお仕事に就いて一生懸命働く⇒金銭的に幸せになる」の構図は崩れてしまったので、お金についてあまり心配せずに生きられるようにするためには、この先は別のルートも確保しておくとよいでしょう。
お勉強していいお仕事に…のルートが先細っている
まだそんなことを信じているのかとか思ったりもするのですが、今でも一生懸命お勉強をすれば、いいお仕事に就けて、その後の人生も安泰と考えている人はかなり多いようです。
でも現実は厳しく、いまでは現役時代の途中で突然勤め先から放り出されてしまれうのも普通となってきたので、残念ながら「ずっと安泰」はあまり期待できそうにありません。
何故そんなことになってしまったかというと、それはここでも何度も触れてきましたし、ダイヤモンドオンラインの「会社員の給料以外に収入源はありますか?」等にもあるとおり、大きな理由の一つに人工知能やロボット技術の発達があります。以前から単純作業については少しずつ人が削られてはいましたが、それ以上に大きく変わったのは、特に頭脳労働と呼ばれていた分野で生身の人間の需要が減っているという点です。
雇う側としてはわざわざ高いお金を払って機械がやれる仕事に就かせる理由は無いので、「お勉強を頑張った!」を高く買ってもらえなくなったのです。
これまで学力や学歴は、あまりあれこれ深く考えずともただ一生懸命働き続けることでそこそこ幸せになる環境を勝ち得るための武器/最期の希望とされていましたが、それが機能しなくなってしまったことで、多くの人は「頑張っても報われない」と希望を失ってしまっているようですし、この流れは間違っているという人もいます。
でもいちど高性能なものができてしまったら、その世界での競争に勝つためにはどこも先を争って導入を急ぐし、出資者たちもそれに輪をかけてもっと効率化を図れ・収益率を高めろと圧力をかけ続けるので、生身の人間をもっと評価しろ!と叫んだところで今の流れは変わらなそうです。
現役時代の途中で「働く」一本の道から突然押し出されてしまったらその後は過酷です。先程の記事にもあるとおり、40・50代になると再就職先を見つけるにあたって学歴や学力は役には立たないようです。いっぱい働いたという実績も、求職者はみな持っているでしょうから特別感がありません。
「働く」以外のルート(収入源)を確保する
では何も希望が無いのかというと、そんなことはありません。
「働く」一本の道がどんどん先細りつつあっても、自分のビジネスを持つ・投資をして給料以外の収入源を持つ、といった全く別の他のルートに目を向ければ色々希望はあります。
例えば不動産や株式やwebメディアなどは、持ち主が抱えている事情や置かれている状況などとは関係なく、いちど軌道に乗ればお金を稼ぎ続けてくれます。もらった給料の一部を毎月先取りで貯め続け、ある程度の額に達したところでお金を生んでくれるものに持ち替えます。その後も上がってくる収益を貯め続け毎月の貯金も続けることで、さらに収入源の数を増やせます。そうすることで、給料が無くなることで生活が破綻してしまうというリスクをかなり軽減できます。
働くことは良いことではありますが、残念ながら「いっぱい働いた」はそれを使って半ば自動的にお金を稼ぐといった再利用できないので、例えば病気になったり仕事を失うなど自分が苦しい時に助けとはなってくれません。
生身の自分が働く、への依存度を下げることが安心感につながります。