ロンドン共同の国際エネルギー機関(IEA)は、先月29日に公表した報告書で
電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)が2030年に世界で
1億4500万台普及するとの見通しを明らかにした。
各国政府が現状よりも温室国かガス排出量の削減目標を高く設定した場合は2億3千万台に増えると予測し
「20年代は世界中で(PHVを含めた)EVが当たり前の時代になる」
と指摘した。
日本を含む多くの国は50年に温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする方針を掲げている。
自動車メーカーはEV開発を強化し、一部はEV専業に転じる計画を示している。
30年の1億4500万台は全体の7%、2億3千万台は12%に当たるとみる。
20年のEVとPHVの世界販売は前年比41%増の300万台と過去最高を記録した。
コロナウイルス流行の影響で全体の自動車販売が落ち込む中、欧州と中国がけん引し、シェアは4.6%に高まった。
一方、日本は25%減の2万9千台で、5万4千台を記録した17年のピークから減少している。
IEAのビロル事務局長は声明で
「EVは世界中で排出量を実質ゼロにする目標のために不可欠な存在だ」
と強調し、各国に景気対策の予算を、EV用バッテリー製造や充電設備の整備に振り向けるよう求めた。
世界では、EVの普及が進む中、なぜ日本では減少傾向にあるのか。
調査結果では
「集合住宅なので充電器も設置できず、充電に不安がある。」
「冬になるとバッテリーの“持ち”悪くなるので厳しい」
といった意見が上がっている。
電気自動車は、二酸化炭素(CO2)を排出しないので、環境に優しく、ランニングコストがいいが
その反面、このような現状が上がっていると分かりました。
電気自動車も、まだまだ課題が多いのかもしれませんね。