よく知らないものをただ怖がって悪く書く/言う人もいるようですが、それを読む/聞くだけでは実態は分からないので、当たり前ですが、やってみたことがある人の体験談をもっと参考にすべきです。
さてでは今回は、「何に投資すべきか」について触れたいと思います。
何に投資をする?
収入が減ってしまったから、あるいは将来が心配だからということで、投資を始めたいけど何に投資をしたらいいか分からないという人も多いかと思います。でも結局何に投資をすれば上手く行くかはその人次第の部分も大きいので、実際にやってみて調整したり、全く別のものへのチャレンジなどを繰り返しながら自分に合ったものを見つけていくのが良さそうです。
そんな中、プレジデントオンラインの「FX、暗号通貨、不動産…初心者がこうした投資商品に手を出すべきではない理由」によるとタイトルのとおり、デジタル通貨の類や通貨の証拠金取引や不動産への投資などは、初心者がやるべきではないとあります。株式への投資と比べるとあまりにも危険なのだそうです。
でもどうでしょう。感覚も人それぞれなので誰が正しいとは言えませんが、少なくともまずは小さく一通り全部試してから結論を出すほうがいいかもしれません。もしかしたら怖がって毛嫌いしていたものの中にも、自分に合っているものが眠っているかもしれません。
ここではよく「○○な手法はあまりお勧めはしない」と綴ることもありますが、知らないものをただ怖がって悪く書くのは控えようと一応心掛けてはいます。一度は実際試してみた結果と捉えてもらえればと思っています。
まずでは先程の記事によると不動産は危険とありますが、それは失敗した時に借金だけが残ってしまい、撤退後も苦しむからだそうです。いつもここで、ローン破綻後が悲惨と綴っているのと同じ論調のようにも見えますが、少しちがいます。おそらく自宅以外の不動産を持った経験が全く無いのでしょう。それゆえに不動産には手持ちの現金で安く買えるものがいくらでもあることを知らないようです。「不動産=高いもの=借金をしないとやれない」は買ったことが無い人の思い込みです。買ったものを貸すのも難しくはありません。
「失敗」しても「全てを失う」可能性は株式などのペーパー資産ほど高くはありません。「失敗」といってもせいぜい入居者が付かず稼げない程度なので、それは募集やリフォーム次第で何とかすることができます。自分でコントロールできる部分が大きいのが、不動産への投資の強みでもあります。
株式への投資のほうがおススメとありますが、自分が直接経営に関わるわけではないので、株式ではこういう改善策を講じるといったことは出来ません。買った後に年に一度議決権を行使する以外に自分がやれることはほとんど何もありません。そういう意味では、手出しをすること自体は確かに簡単・しかも持つだけで配当を得られるので手も掛からず楽ですが、成功するかどうかは最初の段階の「選ぶ」に全て掛かっているので、初心者には難しいとも言えます。
FXや暗号資産への投資も、自身でコントロールできる要素はほぼ無いので難しいとあります。確かにここでもあまり投機的な要素が強いものはおすすめしていません。ですが全否定はしていません。相場の機微が読める人がやったことが無いからといってずっと何もしないままで居るのはあまりに勿体なさすぎます。「その道のプロ」という人だって、元々は皆初心者でした。感覚の優れた人であれば、小さく始めてリスクを抑えつつ経験を積めば、稼げるようになれる可能性があります。「投機的だから絶対ダメ」ではありません。
同じ現物でもwebメディアなどのその他のデジタル資産については何も触れられては無かったのですが、この感じだとおそらくは同じ論調で「手を出すな」と言ったでしょう。ですが不動産や株式は一度軌道に乗るとふだんそれほど手が掛かりません。時間は有限なので、空いた時間は有効利用してwebメディアを育てるなど他のことをコツコツ進めて広告料などを稼いでおきたいところです。これも優しいか難しいかは実際やってみないと分からないものなので、しかも既存のメディアは安く売り出されているもののあるので、小さく始めて試してみるといったことは十分可能です。これもやってみなければ、永遠に初心者のままです。
税制面で有利なものに投資すべきとあったので、これについて少し触れておくと、優遇されているのは株式だけではありません。不動産やwebメディアだってやり方次第で税率を抑えられます。株式は特に何もせずとも分離課税で税率が低く抑えれて、不動産より有利と言われてはいますが、不動産やwebメディアなどは最高税率が高い代わりに経費として収入から差し引けるものが多くあるため、法人でやれば税率をかなり低く抑えられるので、結局実効税率約25%くらいしか払わずに済み分離課税の税率とあまり変わらなくすることもできるので、「○○という投資対象だけが突出して有利」というものでもありません。
何から始める?
では順序として、何から始めるのが良いかですが、考えは投資家によってちがってはきますが、今までの経験から言うと、はじめに不動産⇒(その途中で)webメディア⇒収入源がある程度大きくなったところで株式⇒次のまた別のものものを…の順で進めてみるのもいいかもしれません。
この3つの分野に関してなぜこの順序が良いかというと、不動産は利回りが高いので稼ぎが良く、webメディアは手が掛かるもののそれを上回るほど利回りが高くて空いた時間を使ってやることができて、株式は利回りが低いので最後にやるのが良いからです。この順番を間違えてしまうと、収入額自体を増やすスピードが遅くなり、最終的に増やせる資産額も小さくなってしまいます。
○○がいい・悪いと読んだ/聞いただけで色々決めてしまうと、チャンスを逃してしまうことがあります。まずは小さくやってみて、自分で色々試してみてから何が合うか・稼いで行けそうかの結論を出しても遅くはありません。