先月30日、厚生労働省は、2月の有効求人倍率が前月比0.01ポイント低下の
1.09倍となったことを発表した。
この下落は5カ月ぶりとなる。
コロナウイルス感染再拡大に伴う年初からの緊急事態宣言で先行き不安が高まり
外出自粛の影響が長引く宿泊施設や飲食業などで、採用意欲が低下しているためである。
総務省が同日発表した2月の労働力調査によると、完全失業率は横ばいの2.9%だった。
有効求人倍率は、ハローワークに申し込んだ求職者1人当たりの求人数を示す。
2月の有効求人数は前月比1.5%減で、昨年6月以来の落ち込み幅となった。
有効求職者数は0.3%だった。
産業別の新規求人数は、宿泊・飲食サービス業が前年同月比41.0%の大幅減で、回復の遅れが目立っている。
製造業は9.8%減である。
労働力調査によると、完全失業者数は前月比横ばいの203万人。
1月に、244万人へと急増した休業者数は、2月は228万人となり減少に転じたが
依然として高水準が続いている。
年明けからの緊急事態宣言が、雇用市場全体に与えた影響について総務省担当者は
「昨年の宣言ほどではない」
と話すものの、宿泊・飲食など業種によっては
いまだ深刻な状況が続いている。
私は先日、以前働いていた飲食店に足を運んだところ、店はたたまれていました。
長く営業していたお店だったため、とても寂しい気持ちになりました。
このような状況が続くことにより、飲食店の経営難は免れないでしょう。
ワクチンが浸透するまで、気を抜かず自粛していきたいものですね。