日本で取り扱っている暗号通貨の種類としては、ビットコインとアルトコインを含めると13種類になります。そんな暗号通貨の利用数が伸びているのは、専用端末を使えば買い物ができるだけでなく投資もできる点につきます。そんな暗号通貨において、その価値が急騰状態と話題になっているのです。なぜ急騰しているのか、この記事ではその理由と今後の予想を紹介します。
急騰している理由は新型コロナウイルスが関係している
暗号資産ビットコインだけでなく、イーサリアム、ライトコイン、リップルといったアルトコインも価値が急騰している理由は2019年に確認され2020年にパンデミックを引き起こした新型コロナウイルスが関係しています。ウイルスの経緯をおさらいすると、2019年の年末に確認がされたウイルスですが、世界中では危険視されていなかったことに加えて年度末の長期休暇期間に入っていたため人々の往来がこれまで通りに行われたのです。しかしこれまで通りの往来をしたことによって、ウイルスに感染した人が母国に持ち帰ってしまった結果、2月にパンデミックを引き起こしてしまいます。世界各国はウイルスの恐ろしさを目の当たりにし、感染経路などウイルスに関する情報が集まるまでは大規模の自粛期間を始めることになったのです。
その大規模の自粛期間は、工場や企業は休止し小売店や飲食店も営業時間の短縮などの影響が出てしまいます。その影響によって3月の決算時には、世界中の通貨や株の価値が暴落する結果になってしまったのです。自粛期間中の間で世界中の研究機関がウイルスの全容を調べることで、4月から5月に感染経路といった情報がある程度解析されます。解析されることで気を付ける点が判明し、5月の中旬にはこれまで休止していた産業が少しずつ回復することになりました。ただウイルスの影響によって、これまでと違う生活様式が必須になりました。
暗号資産ビットコインだけでなく、イーサリアム、ライトコイン、リップルといったアルトコインも価値が急騰したのは、ウイルスによる生活様式の変化によって利用数が増加していることが挙げられます。ウイルスの感染を防ぐためには、だれが感染しているのかわからないので極力人との接触を避ける必要があるのです。ただ生活に必要な品を買い物をするときには、従来の方法だと決済時に人との接触をすることで広げてしまう可能性があります。
そこで決済時での人との接触を減らす目的で、世界中の店舗がセルフレジを導入をしているのです。セルフレジは顧客が専用の機器でバーコード情報を読み取りを行い、それによって算出された金額を支払う仕組みになります。日本でもセルフレジが実装されていますが、支払いは基本的に現金もしくはクレジットなどの電子マネーで行っているのです。アメリカなどの暗号通貨が普及している国では、そのセルフレジを使う際に暗号通貨を使うことができます。日常の買い物で使う機会が増えたことが、暗号通貨の価値が上がった理由の一つになります。
2つ目の理由としては、新しい買い物の形としてネット通販も大きいといえます。ネット通販は企業がホームページ上に商品をラインナップし、会員登録をした顧客が購入したい商品を選んでカートに入れて決済をする買い物です。決済をした商品は、後日顧客が決めた時間帯に自宅に届けられます。これもネットで商品を選んで自宅に届けてもらう形なので、人との接触を減らせることから利用者数が増えています。その決済時において、暗号通貨が普及している国ではネットの支払いにも活用できるのです。
買い物以外の要因としては、やはり暗号通貨は株及び通貨取引に使えることです。2020年の2月の下旬にウイルスを解析するための時間を作るために、各国の政府機関の申し出に企業が協力をして休止状態になったのですが、その影響で3月の決算時に価値が暴落する結果になってしまいます。しかし投資家にとっては、3月の暴落はチャンスと捉えているのです。株や通貨取引で儲けるためには、現状の価値から値上がりもしくは値下がりをするのかを予想する必要があります。
ただ価値の変動を見抜くのは、プロであっても見極めはとても難しいです。ウイルスによるパンデミックによる影響で暴落をしたが、市場関係者はこれ以上落としたくないという考えが起きたことで市場介入を行い暴落が止まります。暴落が止まったということは、その段階から株もしくは値上がりをすることで利益を上げられる買いのタイミングになるのです。投資家の間ではウイルスの情報が解明され始めれば、止まっていた産業が徐々に動き出すことで価値が上がることも考慮しています。
特に暗号通貨における取引のメリットは、暗号通貨による他国による通貨ルールが適用されないので価値の変動が大きいことです。価値の変動が大きいというのは多額の損をする可能性が生まれますが、逆に考えればうまく流れに乗ることができれば多額の利益を得られることを意味します。そのため投資を行う上で素人でも始めやすいポイントになっていることから、変動が大きい暗号通貨を持つ人が増えているのも急騰している理由です。
今後の展望としては、ゆっくりでも上昇するのではないかと考えられます。その理由は、専用の端末もしくはホームページで決済をする暗号通貨は新しい生活様式との相性が抜群に良いです。そのため暗号通貨が普及していない国でも、そのメリットを生かしたいと考えることで利用者数が増加傾向になると考えられるからです。
今後は急騰も落ち着いてくと考えられる
暗号通貨が急騰する要因となっているのが、ウイルスによる生活様式の変化と投資での活用が大きいです。今後の展望は、生活様式の変化と暗号通貨は相性が良いので今後も利用数が増加していくと考えられます。ただ投資に活用をする場合には、ワクチンなど薬の開発でウイルスへの対処が可能になると政府機関による介入が終了する可能性があります。変動が激しい通貨なので、常に情報を確認することが大切です。