元々どの雇用形態も不安定になりつつあった上にコロナ禍が重なり、副業が流行っているようです。副業はメインの収入を補う手段として有効ですが、それがもし労働の延長の場合は身体にも負担が掛かるし、ものによっては歳を重ねれば仕事を得にくくもなるので、ずっとダブルワークを続けるのは中々難しかったりもします。
ですから仕事があるうちに+続けられるうちに、自分の代わりにお金を稼いでくれるものを少しずつ増やしていくことが重要です。
新規参入者が増えると稼ぎにくくなりやすい
コロナ禍によって収入が減ったという人は、働き手の中の約2割以上もいるらしいのですが、元手も少なく割とすぐにでも始めやすいためかウーバーイーツの自転車ドライバーを見かける機会が激増しています。他にも今まだ何とか定職に就けている人たちも、自分の雇用がこの先どうなるか不安を感じて、最近副業を始めたという人も多いようです。
ただ、担い手が多くなってきたら当然仕事の取り合いにはなるので、先程のウーバーイーツのドライバーのように一人当たりの稼ぎが数年前と比べるとかなり落ちてしまいますから、新規ではいい居てくる人たちが増えた後でも長期で安定的に稼げるものなのかどうか考えておく必要もありまそうです。
つい先日も他のサイト用にレビュー記事を大量発注したところ、通常であれば数も多いので2~3週間は掛かっていたはずなのに、わずか数日で全て納品されてきました。コロナ禍が始まる前までは中々ライターさんが見つからず困った時もあったくらいなのですが、今回の事態は「普通」の経済危機とはちがって、物理的な接触も制限されるので、アルバイト的なものでさえも中々見つけにくい状況だからなのか、ライターさんもすぐ見つかり割り振りも数倍速かったようです。ここ半年のパターンを見直して見ると、コロナ禍が長引くにつれて、納品スピードが上がっていました。
発注を増やしてくれたら単価を割り引くという嬉しい申し出をくれた会社さんもありましたが、先払いなので見込める広告料とバランスを見なければならないし、ジャンル的にも時期的にも頼めるテーマやキーワードが元々多くない等の事情もあって追加で多くは頼めず、何だか心苦しい思いもあります。今はそれだけ仕事を受注するのも大変な状況なようです。
別の業種では例えば今までわりと夕方~夜に掛けて多く見かけていたポスティングをする人たちを昼間に見かけるのも珍しくなくなりました。スタッフ募集のチラシも入ってこなくなったので、条件はそれほど良くはなさそうですがそれでも担い手を十分確保できてそうな様子です。
それでも勤め仕事以外のことをやってみる・慣れておくべき
とはいえ、アルバイト的な副業であったとしても一度仕事を受けてみるのはいい経験・準備になるはずです。
マネーポストの「多忙な人でもできる「スキマ副業」3選 データ入力で月収5万円も」 にもあるとおり、おそらくこれからはどこかでお抱えの雇われスタッフとして居られる枠は減っていき、コストを抑えるために徐々に細々とした案件一つ一つを受発注するスタイルに変わっていきそうなので、 タイトルにあるような簡単に5万円も稼げるような案件は中々見つからないとは思うのですが、 何か一つ自分が本業で担っているものに近い仕事で小さなものを受けて慣れておくと良いかもしれません。
一部の人たちが予測しているように一億総自営化の状態までいくかどうかは分からないのですが、 非正規雇用や外注が増え続けている今の流れを見ていると、 「副業」寄せ集めて生計を立てるというのもわりと普通のスタイルになるそうです。
いくつか集めて生活できるのであれば、それでも問題はありませんが、ただ同じ労働である限りは、歳を重ねれば仕事をもらうので経済基盤は安定しません。ですので、これらの副業で仕事がもらえる間に、少しずつお金を貯めて投資用の種銭を作り、ある程度の額まで貯まったら、自分の代わりにお金を生んでくれる資産を買っていくと良いでしょう。
最終的に「安全圏」までたどり着くには短くても十数年と時間が掛かりますが、少しずつ資産からの副収入を増やすことで生活費稼ぎを肩代わりしてもらい、その過程でもし年齢的に副業を続けるのが身体にキツイと感じたら、少し受注を減らして負担を軽くすることだってできるので、副業を将来経済的余裕を持つための足掛かりとして上手く使っていきましょう。