緊急事態宣言の発令により、中高の制服事情にも変化をもたらした。
人工知能を活用し、密になりやすい対面採寸をせずに体に合った制服を新調できるサービスだ。
東京都中野区の堀越高校の入学予定者は、採寸から注文までをスマートフォン一つでできる
「スマート採寸」
で制服を注文することができ、制服メーカー
「管公学生服」(岡山市)
のサービスで、身長や体重などをスマホに入力し、全身写真を送信すると
AIがウエストや腕の長さなど24カ所を計算し、最適のサイズを提供するというもの。
1月下旬に行われた同校の入学手続きの会場では、同社の担当者が
QRコード付きパンフレットを配布する。
息子が入学予定の母親は
「人による採寸なしでサイズが合うのか不安」
と漏らしたが、同社は
「成長期に合わせた大きめの制服も注文できる」
と自信を見せている。
同校のように、入学予定者を集めての一斉採寸を取りやめた学校は少なくない。
保護者に対して、業者への直接注文を案内した埼玉県川口市の中学校の教頭は
「一斉採寸だと業者や保護者も来校し、外部の人が校舎に入ると感染リスクが高くなる」
と話す。
採寸といった、人が施すような繊細な作業さえもAIの力で行うことができることに驚きを隠せません。
人工知能の近未来が楽しみですね。