高校生を中心とする青少年の諸外国との双方向交流を拡大するため
観光庁は、海外への修学旅行や研修といった
「海外教育旅行」
を推進する。
2月上旬にも官民連携の協議会を設置し、普及に向けた課題の整理や具体策の検討などを行う。
対象国としては主に中国を念頭に置いている。
協議会には、旅行業界や文部科学省の担当者らが参加し
観光庁は協議の内容を踏まえ、旅行業界と連携して8月ごろから学校関係者向けのセミナーを、
全国各地で開く方向で検討している。
旅行業界向けの手引きも作成する方針だ。
全国修学旅行研究会によると、高校生の海外修学旅行は近年増加傾向にあるものの
中国や韓国への訪問は以前よりも低い水準にあり
2007年度には日本から中国に140校約16500人、韓国に169校23600人が訪問したが
17年度には中国が29校約3300人、韓国が18校約1400人に縮小した。
一方、中国からの修学旅行生徒数は近年緩やかな増加傾向にあり
観光庁によると、中国政府が修学旅行の実施を推進したことで
18年度は前年比約2.4倍になり約17800人が日本を訪れた。
ただ、日中間で数に開きが生じているため、中国側は双方向の交流拡大を、
首脳会談などの場で繰り返し要請してきているという。
観光庁は、若い世代の交流が将来的に諸外国からの訪日旅行の拡大につながると期待している。
全国修学旅行研究会のまとめでは、17年度に修学旅行で海外を訪問した生徒は
全国で895校約156400人おり、訪問先上位は台湾、シンガポール、オーストラリアとなっている。
私は今まで海外旅行に行ったことがなく、修学旅行で海外にいける学生をとてもうらやましく思います。
「可愛い子には旅をさせよ」
とあるように、
海外旅行などいろいろな社会と触れる経験をさせて、常識を考え直させることが重要かもしれませんね。