新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
さてでは、
コロナ禍の影響で生活の糧である勤め仕事がどうなってしまうのかが不安ならば、他に収入源を増やせばよいのですが、それを実践している人は少数派のようです。
自分を鍛えてもっといい仕事に就けたとしても、勤め先の都合でいつどうなるか分からない状況に置かれるのは同じこと。「じぶんのもの」を持たないかぎり生活不安を消すことができません。
もしまだ何も始めていないのであれば、新しい年も明けたことですし、外の事情とじぶんをなるべく切り離すためにも、しっかりと「じぶんのもの」を増やしていきましょう。
不安なくせに同じ道を進み続ける人が多い
一度は収束しかかって、ワクチンの開発も進んではいるものの、ここに来て三度感染拡大が起こり、コロナ禍が最終的にいつ終わるのかは読めなくなってきました。そんな中、自分の仕事=多くの人にとっての唯一の収入源がもどうなってしまうのだろうかと心配な人も多いかと思います。
にもかかわらず、2019年にパーソル総合研究所が行った意識調査によると、正規雇用で働いている人達の中で、何らかの形で普段の勤め仕事以外の収入源を確保しようと動いている人の割合は約10%くらいしかいないようです。
何かやりたいと「興味を持っている人」という人の割合は40%近くとかなりいるようなのですが、もともと正規雇用の人は働く人の中の3分の1程度でその中の1割程度ですから、3%くらいになるのでしょうか? 非正規で働いている人たちの中にも副業をしている人もいるはずですからその人たちも合わせないと正確な割合は出せませんが、何にしても実際に副業をしている人たちの数はかなり少ないようです。
給料への依存度100%の人が9割近くと、困っている人が多いのもある意味で納得です…。
経済情勢や勤め先の都合次第で居るどうなるか分からないことは十分に認識しているはずなのに、何かを新しく始めるというのはそれだけ難しいことなのかもしれませんね。
人によっては、失敗が怖いので自分で何かを始めるのではなく、「スキルを身につけてより堅い仕事に就こう」のアドバイスに従って、転職を試みる人もいるようですが、それでは経済的な不安を消すことは出来ません。
そもそも景気が良くない状況下では転職案件自体が少なくて他に移ること自体が難しく、運よく移れて今よりいい職に就けたとしても、雇用が勤め先の都合や経済情勢次第であることは大体変わらないので、クビで無収入になるリスクも結局はほとんど変わりません。
他の収入源を持つ
それが分かっている人たちはすでに動き始めて何か別の稼ぎを得始めていますが、副業が流行り始めたのはまだここ最近のことですから、副収入の額は全体的にまだ小さめのようです。
ITmediaビジネスの「 副業している人の3人に1人「月の収入1万円未満」 」によると、 タイトルのとおり副業からの上がりが毎月1万円未満の人が33.2%と大多数で、ほとんどの人は毎月5万円未満とあります。
そう聞くと、副業や投資で稼ぐなんて無理で、簡単だなんてウソじゃないか!と思うかもしれませんが、確かに簡単ではありません。でも難しすぎることもないし、ウソでもありません。
ですがここでいつも紹介している手法を用いるにあたっては、特に資格や学歴は必要ありません。必要なのは、毎月数万円を投資の種銭として必ず貯め続けるという根性だけです。
毎月3万円ずつの場合は、最初の6年間で。毎月5万円近く貯められる場合は、4年掛からずに投資を始めることができます。
投資の対象は、中古の戸建てなどの不動産や高配当が付く銘柄の株式などです。
最初に200万円が貯まったところでまずは状態の良い中古の戸建てを買い、賃貸市場に出します。最初のひとつを持ち、そこから家賃を得られるようになれば、お金に対する考えもガラリと変わります。
多くの人はお金はじぶんが働いてその対価としてもらうものと勝手に思い込んでしまっているところがありますが、このように「お金にも働いてもらってお金を稼ぐ」を実践すれば、勤め仕事でずっと不遇だったとしても、着実に稼ぎを増やしていくことができます。
ここで注意すべきところは、かならず最初は不動産から数を増やして、株式を持つのは後からにしなければならないという点です。この順番を間違ってはいけません。
不動産は利回りが高くて毎月の稼ぎが大きいため、これを毎月やると決めている貯金数万円と合わせて貯め続けることで、順調に数を増やしていくことができます。所有する物件の数が増えればそれだけ家賃収入が増えていきます。
始めてから10年経つ頃には3つくらい、毎月の貯金を多めでスタートした人なら4つくらいでしょうか。家賃収入も毎月10~13万円くらいになっているはずです。
まだその時自分が40代くらいであれば、そのまま数を増やし続ければ、そのうち自分の給料の大半に相当する額を稼げるようになるはずです。
歳を重ねて何かとお金が掛かるようになりそうであれば、投資対象をより現金に近い株式に切り替えます。
家賃の上がりに手を付けず再投資に回し続けて、継続している毎月の貯金も併せれば、毎年~1.5年ごとくらいに、毎月平均で1万円くらいの配当収入を積み上げていくことができます。
こうして家賃収入や配当収入を増やしていくことで、いつかは自分の給料とおなじくらい稼げるようになるかもしれません。
以前も触れましたが、実際に運用を助けている知人は始めてから15年掛けて、ほぼ給料と同じくらいの副収入を得られるところまで到達しています。独身でもともと仕事運が良くなくて給料がそれほど高くはない上に昇給もほとんど得られなかったからこそ達成できたという面もありますが、何にしても今は給料への依存度がほぼゼロなので、定年まで20年近くもあるのに、もういつ勤め先からクビを宣告されても居たくない状態にあるわけです。
とびぬけて頭がいいわけでも学歴が素晴らしいわけでもありません。稼ぎもこういうのもなんですが、ずっと低いままです。これまでただ給料の一部を毎月先取りで投資の種銭つくりのために貯金しては、「じぶんのもの」=自分のためにお金を稼いでくれるものを増やし続けてきただけです。
「もっといい雇われ先を探す」とか「ただお金を貯め続けて失業に備える」では、こうは行きません。いつまでも雇用=生命線に関する不安を抱え続けるだけです。
生身の自分を鍛えすぎたり雇われ仕事を頑張り過ぎるよりも、着実に「じぶんのもの」を増やし続けて、外からの影響を受けにくくして、人生を楽しめる基盤を作っていきましょう。