何か月か前に、見てくれを披露できる機会が減るので見栄消費がかなり減るかも…と触れましたが、徐々に本当にそうなりつつあるようです。
お金の回りが悪くなるので、こうなるのは仕方がないことなのですが、ほぼ完全に景気と連動してしまっていると、生活が破綻してしまうかもしれません。そうしたリスクを回避するためにも、普段からなるべく本当に必要なものや実質的に価値があるものにお金を使う・関わるのがいいような気もします。
東京を離れる人が続出?
景気がかなり悪くなり、都市部で暮らすのが金銭的にもキツくなっているせいもあるのでしょうが、日刊SPA!の「コロナ禍で進む「若者の東京離れ」「郊外が人気」報道が不快な人たち」によると、リモートワークの普及が進んだこと等もあって、少しずつ東京離れが進み、郊外や地方で暮らす人が増え始めているのだとか。
そうはいっても人が多い都市部を離れたくないという人は多いので、おそらく実際に移り住み始めたという人はテレビ等での報道よりも少ないかもしれませんが、「べつに常に都市部に居なくてもいいかも…」と気付いた人が増えたのは確かです。
昨年たしか手取り月収15万円とかいうワードが流行った頃だったか、イケハヤ氏やホリエモンも、今は都市部を離れて暮らしていたとしても、情報はスマホで簡単に入手可能で、流通網も昔より発達しているし、おまけに生活コストも安く抑えられるということで、田舎や郊外でも十分に豊かに暮らせることが紹介されていました。実行しようかどうか悩んでいた人たちにとっては、今回のコロナ禍がいいきっかけになったかもしれませんね。
ですが一方で、こうした動きが加速したら、景気に連動してお金を稼いでいた人たちは困ります。先程の記事によると、例えば都内に投資をしている人にしてみれば、見込んでいた収益を上げられず、投資のために抱えた大借金の返済も滞り破産する可能性も高くなってきたことから、この動きを恨めしく見ているようなのですが、べつに地方移住する人が悪いわけではなく、欲をかきすぎたのが悪かっただけです。
景気が良かろうが悪かろうが、だいたい需要が安定している案件に投資をすれば、稼ぎの限界はだいたい決まっているので大きく儲けることはほぼ不可能ですが、その代わりこうした状況下でも稼ぎ続けられるので、そういうリスクに怯えずに済みます。
常に景気と連動していると外からの影響をずっと気にしなければならないので疲れます。
無理矢理人を呼び戻すために東京は便利だとか国際的であるとか今からアピールしてもたぶん遅すぎます。東京が便利で国際的なのは事実ですが、離れていてもある程度はこなせることは多分リモートワークの普及を通してバレてしまっているので、簡単ではなさそうです。
GOTOキャンペーンなどで高額なプランも売れているところを見ると、すぐに「ぜいたく」が消えるようなことはないと思いますが、コロナ禍の影響で高給の仕事を失う人が出るのはまだこれからと言われていますし、食べるものや着るものにしても実用的で安めのもが攻勢で目立つので、見せるとか高級感を味わう系のモノやサービスに関しては、需要がもし戻るにしても、それはかなり先になりそうな雰囲気です。
離れていてもお金を稼げる
無理に回していた部分が無くなると経済のパイが小さくなり、先程の記事中の投資業を営む男性が言うように「日本がダメになる!」部分もありますが、他の国々でも同じような志向の人は増えていますし、そのほうが無理せずに生きられるようになるのかな…と思ったりもします。
こうして週末を熱海で過ごしているのもそのためです。行き来し始めてからもうすぐ3年になりますが、投資業の場合は離れていてもお金を稼ぐことができるので、完全にリタイアしたらベースはこちらでもいいかもしれません。静かで環境もいいし、何かあればすぐ戻れる便利さもあるので、ふだんは都内に居るよりもここにいるほうがあまり気を遣う必要もないし、豊かに暮らせそうです。