これまでも給料一本で生きるのは厳しいと触れましたが、どうしても他の方法がムリという場合は、せめて進めるルートを常に二つくらいは用意しておいたほうが良さそうです。ただ、それでさえも歳を取ればキツくなることがあるので、お金を稼ぐ方法として働く以外の手段も持っておくとより安心です。
都市部に居ると余計なお金が掛かる
こうして熱海に居ると分かりますが、東京から少し離れると、収入がそれほど多くなくても何とか生活をしていくことも可能です。何でもが安いわけではないのですが、見てくれの維持コストがそれほど掛からないので、都内に居るよりもお金を貯められそうです。
少々タイトルがミスリーディングっぽい部分もありますが、日刊SPA!の「年収200万で楽しく暮らす50代。会社が倒産、小遣い0円でも幸せな理由」などからも、そういったこと暮らしをしている人はわりと多いことが分かります。
記事中の男性は自営でカギ屋さんをして年収350万円くらい稼いでいたものの、商売をつぶしてしまい、元々アルバイトでやっていた仕事を本職にして何とか年収200万円くらいをキープして、減少幅を150万円くらいに抑えたようです。
これだけではあたかもその後も毎年200万円の稼ぎで生活できていると誤解してしまいそうですが、よく見ると「共働き」とありますから、生活水準を落としてやりくりをしているのではなく、奥さんの稼ぎで穴埋めして何とか生活できている状況なので、正確には「年収200万円で楽しく暮らす」には当てはまらないことになります。
コメントには奥さんに負担を掛け過ぎではといったものも見られたりしますが、お互いに家事や家計を負担し合っているので、問題なさそうな気がします。
貧乏暮らしでも満足するよう誘導しているのかといったものもありましたが、先程も触れたように視察のため色々な地域を回るとよく分かりますが、都市部から離れると正規雇用でも収入が多くない仕事はたくさんあり、ダブルワークで生活している人は結構普通にいます。なので別にそれを推奨しているというわけではなく、そういう暮らしをしている人は多いということなのでしょう。
ここでもそれが本来あるべき姿だとか言うつもりはありません。できれば毎年順調に所得が上がっていくほうがいいに決まっています。ですが中々それが望めないので…ということで色々綴っています。
この男性の場合は、53歳でも何とかそうして食いつないでローンも払い続けたり今まで通りの生活できているし、自分が必要ないと思うものにはお金を使わないことで少し貯金も出来ているとあるので、 かなり上手くやっているほうなのかもしれません。
「働きたくても働けない」に備える
ただこの先歳を取ればとるほど、働き口を見つけるものお金を稼ぐのも難しくなりますから、さらに安心を得るためには、まだ働いてお金を何とか貯められている間にもう一工夫しておいたほうが良さそうです。
この男性が毎月いくら貯められているのかは分かりませんが、例えば毎月3万円3程度でもずっと「貯める」ことができているのであれば、それを投資の種銭として活用し、お金を稼いでくれるものを持ち・増やしていくことで、完全に引退する年齢に達する頃には、それなりの副収入を稼げるようになるはずです。
投資対象は例えば中古の戸建ての不動産や年利換算で4~5%の配当が付く株式などです。
働ける間はずっと毎月3万円ずつ「貯める」ことで、最初の6年で1件目の不動産⇒その後3年で2件目⇒さらに2~3年で3件目…と増やすことで、家賃収入を毎月10万円近く得られます。
その頃にまだもし何かの仕事に就き続けられるようであれば、さらに続けて、今度は高配当が付く株式を買い続ければ、配当収入を増やしていくことができます。
そうすることで、年金を受給する年齢に達する頃には毎月のバイト料と同じくらいの副収入を稼げるようになれます。年金収入+副収入でお金の入りは十分なので、働けなくても全然問題はないはずです。
半ば自動的に副収入を稼ぐことは老後対策になるだけでなく、現役時のクビ対策にもなります。始めるにあたって資格や学歴も必要ありません。しかも現金のように一度使って無くなるといったことがないので、何度でも使えます。
「働きたくても仕事がない・働けない」はいつでも起こり得るので、働ける道をさらに探し続けるだけでなく、お金に働いてもらうことも学んでおくとそれが安心につながります。