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暗号資産・ビットコインの高騰は一時的?今後の展開を予測

暗号資産の代名詞とも言えるビットコイン。登場してから紆余曲折があり、高騰と下落を繰り返してきました。特に2017年からは各国で暗号資産の規制が進み価値が大暴落。「暗号資産はもう駄目か」とまで囁かれていました。ところが、2020年11月下旬には1BTC=200万円台を回復。ビットコインの再高騰に暗号資産市場は活気を呈しました。今回はビットコイン復活の理由を考察しつつ、今後も値上がりが続くのかを予測していきます。

ビットコインが氷河期から復活した理由をわかりやすく解説

・ビットコインの氷河期はこうやって訪れた

ビットコインは2017年から2018年にかけて世界各国で規制が強化されたことで、危機的状況に陥りました。暗号資産はそれまで比較的野放しだったものの、資金洗浄に使われるなどの懸念があり、規制に踏み切ったのです。これによって暗号資産の取引は自由度を失うと判断され、投資家からの期待度が下がったのが、暴落の大きな理由。加えて、良くないことが同じタイミングで幾つも起こりました。大手SNSや検索エンジンが、暗号資産関係の広告を停止したことで更に状況が悪化。更に追い打ちをかけるように、取引所がハッキング被害にあい、セキュリティの不安が露呈しました。これらが2017年から2018年に立て続けに起こり、長い期間にわたって価格が低迷したのです。

・2019年に危機を脱出

ビットコインが危機的状況を乗り越えられたのは、2019年から2020年にかけて期待度が増すような材料が、次々ともたらされたことが理由です。2019年には大手企業が相次いで暗号資産事業に参入した他、ビットコインFXの存在が影響したと考えられます。大手企業の参入は、やはり暗号資産の将来性を感じさせるものです。そしてビットコインFXと言う新しい投資方法が人気をえたことで、ビットコインの買い注文が増えました。買い注文が増えると自然と通貨価値は上昇していきます。

・2020年には波乱もあったが再高騰を達成

2020年は当初は好調だったものの、コロナによって価格は再び大暴落しました。特にWHOのパンデミック宣言は影響が甚大。好調が続いていた2020年2月に対して、パンデミック宣言後の3月中旬は、ビットコインの価値は半分にまで低下しています。そのまましばらくは苦戦を続けたものの、世界各国がコロナ対策のために大規模な金融政策を実施した結果、価格は再び上昇に転じました。以降は電子決済の大手企業が参入したり、分散型金融(DeFi)がトレンドになったこともあり、2020年11月25日に1BTC=200万円台に到達。これは、2017年に達成した史上最高値に迫る数字となります。

ビットコインの高騰は今後も続くと予測

・高騰は続く見通し

結論としては、ビットコインの高騰は続く可能性が高いと言えます。

2021年も好材料が揃っているのが理由で、不測の事態がなければ好調を維持し、更なる成長が期待できるでしょう。それでは、どのような材料があるのかですが、まず、2021年の上半期には電子決済の大手企業が参入する予定となっています。電子決済においてビットコインが扱われる場面が増えますから、当然、価値の上昇が期待できるでしょう。スイスでは一部のエリアで、ビットコインを使った納税ができるようになるなど、信頼性の向上を感じられるニュースもあります。

・リスクヘッジとしての需要も価値を後押し

米ドルに対するリスクヘッジとして、ビットコインが利用されているのも高騰が見込まれる理由です。米ドルはコロナの影響を受けて高騰を続けてきましたが、2021年以降は下落に転じるリスクがあります。例えば、ワクチンによってコロナ問題が解決して、経済の状態が正常になった場合です。こうなると、高水準だった米ドルの価値は、通常に戻る形で下落します。他に雇用対策などで大規模金融緩和を行った場合も下落する可能性があるでしょう。これまでの値動きから分析すると、米ドルが下落した場合、かわりに金やビットコインは価格が上昇すると予測されています。つまり、米ドルが下落しても、ビットコインを持っていれば損失を埋められると言う理屈です。資産家はすでにビットコインを集めていて、今度もしばらくは需要が増えると考えられます。

・信頼性の向上も好材料

ビットコインは元から値動きが激しい暗号資産ですから、今後も乱高下する可能性は高いです。ただ、暴落に対しては以前より、可能性が減ったと考えて良いかもしれません。世界各国からの規制は一通りなされていますから、同じ原因で暴落するリスクは低減されています。また、規制が進んだ結果として資金洗浄などの不安要素が減り、信頼性が向上したとも考えられるでしょう。取引所も何度かハッキングされましたが、改善が進み、セキュリティの品質も向上しつつあるようです。加えて、ビットコインの基幹技術であるブロックチェーンも実績を重ね、信頼感が増してきました。これらの改善点は、ビットコインの価値を支える要素になると考えられます。

・著名投資家も高騰を予測

今後の展開については確実なことは言えませんが、多くの著名投資家も高騰を続けると予測しており、期待度は高めです。資産家だけではなく、世界各国の大手銀行もビットコインの保有量を増やすなど、各方面で評価が高まっています。

今後も値動きに要注目

ビットコインの再高騰の理由と、今後の見通しについてまとめてきました。今後も高騰が続く相場になると、予測しやすいので狙い目です。興味がある時は、イベントカレンダーを活用すると好材料を把握できますから、値上がりしそうなタイミングを見定めていきましょう。同時にニュースや値動きに注意し、チャンスを見逃さないことが大切です。

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