うつ病や統合失調症など、精神障害の者の家族で作る
「全国精神保健福祉会連合会」
が、インターネットで悩みを打ち明けられる交流サイトを立ち上げた。
家族に障害があることを周囲に相談できずに悩むひとが多く、新型コロナウイルスの感染拡大で交流の機会も減少。
サイトは匿名でも登録でき、愚痴も言い合える。
孤立を防ぐ場として期待される。
連合会によると、親の介護をする子供や配偶者の世話をする若い世代は偏見を恐れて
公的機関や家族会への相談をためらい孤立しやすい。
生活に必死で相談会に足を運べない人でも気軽に相談できるよう、9月にサイト
「みんなネットサロン」
を立ち上げた。
ニックネームとメールアドレスなどを登録すれば投稿でき、ほかの利用者の相談にもコメントでき
これまでに約400人が登録した。
投稿は病気の家族を支えることができていないのではないかとの不安や
病院選びの助言を求める声など様々だ。
支援サービスの紹介や、愚痴を言い合う場になり「気が楽になった」という反応がある。
小幡恭弘事務局長は
「不安な人にとって、ちょっとした経験談や助言が励みになる。多くの人に参加してほしい」
と話している。
このようなサービスが展開し、障害者の家族が幸せに暮らせる世の中になっていってほしいと願います。