宇宙航空研究開発機構(JAXA)と文部科学省は23日
2021年秋ごろに新たな宇宙飛行士数人の募集を開始すると発表した。
詳細は未定だが2008年以来、13年ぶりの募集となる。
都内で記者会見した飛行士でJAXA特別参与の若田光一さん(57)は
「若い人にぜひ月探査を担っていもらいたい」
と呼びかけた。
JAXAの定年は60歳で、七人の現役飛行士は平均51歳とベテランが多く
10年後も現役でいられるのは二人だけという状況であり、継続的な養成が課題となっている。
米国の飛行士は平均49歳、ロシアは同45歳で、採用は年ごとに実施している。
日本はこれを見習って、これまで2年半~10年置きと不定期だったのを改め
5年に一回といった一定の頻度での募集に切り替えるとのこと。
日本は米国主導の月探査
「アルテミス計画」
への協力を決めており、宇宙に飛行士を送るチャンスが新たに生まれる。
文部省は幅広い層からの応募を目指しており
「来年はできない人も、次回や次々回の応募を検討してほしい」
と呼びかけた。
前回の応募条件は
「日本国籍を持つ人」「自然科学系の大学卒業以上」「研究などで3年以上の実務経験がある」
などである。
昔は、宇宙飛行士になるには内閣総理大臣になるより難しいといわれていたが
募集期間も定まり、夢の職業になれるチャンスがどっと近づいた気がします。
神秘機的な宇宙に興味を持つ若者が増えるといいですね。