東京消防庁が、任天堂の人気ゲームソフト
「あつまれ どうぶつの森」
で、防災情報の発信に乗り出している。
コロナの影響で、防災訓練の機会が減る中
ゲームのキャラクターを通して地震対策や熱中症予防などを呼びかける試みだ。
Twitterでは、2万件以上のいいね!が付き、閲覧は33万件を超えるなど評判だ。
「あつ森」では、無人島を舞台にプレイヤーが住人となって
道路や家を作るなどして楽しむ。
東京消防庁は無人島を
「ボウサイ島」
と名付け、7月中旬からのTwitterで動画や画像の公開を始めた。
地震による負傷原因の多くは家具の転倒や落下であることを踏まえ
住人のキャラクターが倒れやすい家具をベッド周りから遠ざける動画は
「分かりやすい」
と反響を呼んだ。
「熱中症の4割が室内で起きている」
と注意を促す文章を添えて、室内でエアコンや扇風機を使用する場面の画像なども投稿。
昨年度、東京消防庁によると
同庁が関係する防災訓練に参加したり災害体験施設を訪れたりしたのは、約290万人だったが
本年度は、コロナが影響し6月末時点で、約2000人にとどまっている。
あつ森の活用を発案し、ボウサイ島を作っている震災対策課の磯敦雄消防司令補は
「楽しみながら身を守る方法を知ってほしい」
と話す。
あつ森は、人間本来の生き方を学び
生きていく上での知恵を沸かし冒険していく素晴らしいゲームだ。
このゲームと現実を照らし合わせていくアイディアはとても斬新である。
ゲームが、人の命を救う大きなきっかけになれば幸いだ。