コロナ禍の影響で、すでに多くの企業では新規採用を絞り始め、今いる年齢高めの人員を整理する方向で動いていると数か月前から出ていましたね。学生にとっては積んできた学力が全く活かせない・中高年サラリーマンにとってはクビになり無収入になる可能性あり、とかなり厳しい状況ですが、前々からそういう日がいつかは来ると言われてはいたので、日頃から働く以外の方法でもお金を稼げるようにしておくことがとにかく大事です。
今回のコロナ禍では何とか生き残れたとしても、一生のうちに何度かは経済危機を経験することになります。もしまだ何も始めていないのであれば、これを機に準備を進めていきましょう。
冷えつきはしばらく続く
4月くらいから同じような予測は出始めていましたが、マネーポストの「コロナ不況で冬のボーナス激減、今の大学3年生から就職氷河期入りも」によると、景気と連動している多くの企業では今期冬のボーナスは大幅削減となることは間違いなしで、今年の大学3年生から就職には苦労するとあります。
本格的な不況に入れば治安も悪くなるとありますが、ロバート・キヨサキ氏あたりも確かリーマン後によく「私は銀と水と銃を備蓄している」とか書いていたような。景気の動向が治安に直で反映するアメリカらしいと思ったりもしますが、日本でもそこまではいかないにしてもある程度の影響はあるので、不況時にはあまりハデな格好・行動は控えたほうが良さそうな気もします。
今すでに働いている人たちについてはボーナスが減ったあるいは出ない程度で済めば、まだかなりマシなのかもしれません。ボーナスを出せないところか、どうすれば雇用を維持できるかと悩んでいる企業は多いので、給料が高めの中高年のサラリーマンに対しての退職勧奨が流行りそうな雰囲気を感じます。コロナ禍が起きなかったとしても、すでに昨年くらいから40代以上の人員の大量整理は大企業などでも始まっていたので、資金的に苦しい今のような状況ではこれがさらに加速する可能性があります。
その時に解雇されることになる人たちも、若い頃は安い給料でコキ使われて我慢をしていたのだから、今の年齢で多くもらえるのは当然で、前の世代もそうだったと思うかもしれませんが、時代が変わり状況が変わってしまったのは仕方がないことです。
学生にとっても、今回のコロナ禍は災難です。先程の記事中にもある通り、はや今年の大学3年生から正規雇用になかなか就けなくなるとの予想が出ているようですが、早ければ今年の4年生から影響が出るんじゃないでしょうか。こればかりはすでに労働市場に居る人たちと同じように本当にどうしようもなく、誰のせいにもできません。
この先どの業界であれば雇用は安泰かといった内容の記事も最近多く目にしますが、先程の記事などでもこういう状況であっても有望なものとして、IT関連、医療、介護、物流、葬儀、公務員などは堅いと挙げられていますが、IT関連はそれ系の技術に優れていないと入れないですし、税収が落ちるので公務員の採用枠も減るでしょう。財政規律を強く掲げているからこそ採用枠を増やせません。介護はコロナ禍発生前から人手不足が続いていますが報酬に難があり、葬儀も簡素化が進んでいるので需要は減っていきそうです。物流が堅いのも確かですが激務です。また、コメント欄にもある通り、巣ごもり消費系の業界についても、今後全体的に収入が落ちれば消費は減るので先行きはそれほど明るくはなさそうです。
このように人手不足で人員募集はあってもキツそうなものがほとんどなので、避けられたり望んでも入れないといった理由で、結局はなかなか「自分に合った」職に就けないという人であふれかえることになると思われます。
何でもいいから働いて、並行して副収入を増やす
どの職に就いたとしても、たとえそれがインフラ系だったとしても、この先雇用が安定しないのは大体どの業界も同じです。堅くても、ある程度の年齢になれば出されてしまうからです。
もし不幸にも新たな氷河期世代に該当してしまったとしても、ここでいつも勧める方法で副収入を増やしていけば、「本業」が何であろうが、経済的にそれなりに豊かに暮らしていくことは可能です。
バイトをしながらでも、投資の資金を毎月3万円位であれば何とか貯めていくことはできるはずです。最初にいくつか不動産を買い、ある程度副収入の額自体が大きくなり、30~40代に入ったころにでも株式への投資などを始めれば、正規雇用でなくても一生生きていくことが可能になります。働く一本で生きていくと、そうした経済的な安心を得るのは不可能です。
既に社会に出ている人もすぐにでも投資用の資金を貯め始め、少しずつ自分のためにお金を稼いでくれる資産を積んでいくことが大切です。「一生懸命働いてきた」は立派な実績ですが、実績自体は自動で一銭も生んでくれません。40代以上で次に雇ってくれるところがなければ役には立たないので、「資産」としてはカウントできずあまり頼れません。
何かあった時に助けてくれるのは、「働く」でも「貯金」でも「○○の知り合いである」でもなく、お金を稼いでくれる資産です。