みずほ銀行は、来年1月から新規の口座開設で
紙の預金通帳を発行する際に1100円の手数料を取ると発表した。
70歳未満の個人と企業・団体が対象とされる。
インターネット上で出入金を管理する
「デジタル通帳」
への移行を促し、経費削減につなげる方針だ。
大手行による通帳発行の有料化は初めてで
今後、有料化は他行に広がる可能性があるという。
みずほ銀行はデジタル通帳のサービスを手数料導入に合わせて本格化する予定で
顧客はスマートフォンなどで出入金履歴を最大10年間分確認できるようになる。
顧客にはこのデジタル通帳提供が基本となり、毎年1月末の基準日に
1年以上記載されていない通帳は、自動的にデジタルに移すという。
来年1月18日以降に開いた口座で紙の通帳を選択すると
通帳の余白がなくなった場合に繰り返しでの追加発行を受ける際も
同額の手数料が必要となる。
既存の口座は、繰り返しでの追加発行の手数料はかからない。
インターネットの利用率が低い70歳以上の顧客では、引き続き紙の通帳は無料である。
大手行の紙の通帳には印紙税など、年数十億円の経費が掛かるとされる。
みずほ銀行は今年10月から、店舗での個人顧客による出入金や住所変更などの取引に関し
印鑑や紙の通帳の提示がなくても、タブレット端末への入力で
完結できるように発表した。
私の勤める会社でも、インターネットでの取引を主にさせるため
現金を直接振り込む手段は、今年中に撤廃することが決まっている。
会社の経費削減や、経営方針の移行はとても素晴らしいことだが
様々な顧客の管理をする上で、もっと慎重にシステム移行をする必要性があると
思う次第だ。